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アダルトチルドレン

トラウマ治療の可能性

アダルトチルドレン   2023/01/05 (木)  10:51 AM

近頃はとってもいい天気が続いていますね。天気がいいと「公園に行くぞ~!」って感じでお休み中は毎日散歩をしておりました。「ほ~!」って感じにまったりとしていると、無意識さんとお友達になれるような気がしています。

 

日々、様々な方々がご来室されています。私にとって「アダルトチルドレンを主とした幼少期からのトラウマの回復ってどんな事が起こっているのだろう?」ということは、非常に深いテーマであります。

 

目の前で、どんどんトラウマの問題から解放され人生を私らしく自由に生きられる方々の変化に「何が起こっているのだろう?」って事を思うのです。

 

幼少期からのトラウマの問題は色々な表現の仕方があります。アダルトチルドレンというのもテーマの一つかもしれません。

 

また複雑性PTSDという表現の仕方は、どちらかというと専門的なニュアンスが濃いかも知れません。

 

当相談室では、短期で安全な形で効果を示すFAP療法を用いてトラウマ治療をご提案させて頂いております。師匠の大嶋先生がご提唱されているトラウマ治療であります。

 

複雑性PTSDというカテゴリーは2018年にWHOによって発行された診断名であります。トラウマ治療の権威であるジュディスハーマン先生が、PTSDなどのような単発のトラウマの問題だけではなく、幼少期からの長期的なトラウマの問題の重要性について訴え続け、ようやく2018年にWHOが正式にトラウマの診断名として扱ったものです。

 

そう考えてみると多くの情熱を傾ける優秀な臨床家達によって、トラウマ治療の世界は進歩し続けているのだなと実感致します。

 

その複雑性PTSDのカテゴリーはPTSDの3つの症状(過覚醒、回避、再体験)、とDSO(Disturbances in self-organization)と呼ばれる、3つの性格傾向(対人関係の問題、感情の不安定、ネガティブな自己観)が診断の基準となります。

 

幼少期からの「生きづらさ」というのは、このDSOの部分が大きく影響をしていると考えられます。アダルトチルドレン特有の「生きづらさ」というのは、ある意味DSOの部分とリンクするのだなと思います。

 

ご来室された方々の変化を客観的に把握させて頂くために、複雑性PTSDについてのテストのご協力をお願いしておりますが、FAP療法は短期でこのDSOの問題や複雑性PTSDの問題に効果を示すということが整理している中でわかって「FAP療法って凄いな~!」って思ったと同時にトラウマ治療の可能性を深く実感したのでした。

 

ご来室される方々が短期に楽な形でトラウマの問題にから解放されるため、日々頑張っております。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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