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アダルトチルドレン

トラウマを越えて見えてくる新たな景色

アダルトチルドレン   2023/07/15 (土)  1:48 PM

今年はミニトマトをいっぱい植えました。「ちょっと植え過ぎかも?」っていう感じであります。

 

でも野菜がいっぱい出来ているのを眺めていると、何だか不思議と楽しくなる感じがあります。ついつい空いている場所を見つけると「う~ん、次は何を植えようか?」って感じになるのです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。そのステップは非常に美しく感動的であります。人の心が解放されて自由になって行かれる姿は非常に美しいですね。トラウマからの解放されるステップは非常に興味深く感じます。

 

「トラウマからの回復は最後に美しいものが残る」という事を、師匠から聞いた事がありました。最初は「本当?」って思っていましたが、回復される方々の姿を拝見する度に「納得だな」って感じます。

 

トラウマに支配された状態というのは、あまりにもその経験が受け入れ難い状況となってしまっている為、記憶と感情が整理されていないという事が起こってくるのですよね。

 

ですのでその結果、トラウマに色塗られた世界を生きさせられるという事が、トラウマの経験された方々の共通する部分だと実感します。

 

ですので「トラウマに支配された真っ黒な世界を生きる」という事が起こってくるのですよね。そしてご自分に対する認識も、トラウマによって損なわれてしまったという感覚に陥ってしまう。

 

少しずつ過去のトラウマの記憶と感情を整理されて行くにつれて、その真っ黒になってしまったのとは、また違った別の世界が見えてくるのですよね。

 

トラウマによって力を奪われたストーリーとはまた違った、トラウマを経験してそれを乗り越えてきた新しいストーリーだったりします。

 

またそのストーリーをご認識すると同時に、トラウマを越えてきた自分の力や生命力についてもまた見えてくるのですよね。「よくやったな自分」っていう感覚が自然と感じられるよになるのです。そうした時、かつてのご自分の姿や認識とは違った世界が転換して行くのですよね。

 

それは壮絶なトラウマを乗り越えてきたご自分への誇りと自信なのですよね。

 

そんな美しいトラウマを乗り越えて行かれる方々のお姿を拝見させて頂くのが、この上なく嬉しく思うのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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