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アダルトチルドレン

トラウマの過去を整理し自由に生きる

アダルトチルドレン   2023/04/28 (金)  10:21 AM

暖かい季節になりますと、あちこちで野菜の苗が売っている感じになります。野菜の苗を見ると「おっ!」って感じでテンションが高くなります。

 

そら豆、グリーンピースが終わったら、どんな風に夏野菜を植えようとかと考えていると楽しくなります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。回復と共に、様々な執着や柵から解放されて、着々と自由のステップを歩まれているなと感じます。

 

アダルトチルドレンからの回復は、非常に興味深いなと感じます。よく断捨離って言葉がありますが、語弊がありますが、そんなニュアンスもあるのかも知れないと感じる事があります。

 

休みの日にちょっと衣替えをしていました。色々な部屋を眺めて見ると「あ~これはいらないな~ポイ!」って感じで整理をしていく。

 

するとクローゼットが今の自分が求めているモノが揃って、「スッキリ!」って感じになりました。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、過去の様々なトラウマに関連する執着や葛藤をご自分の中に抱えてこんでしまう状況になってしまうかも知れません。

 

トラウマの問題は、あまりにもその経験が強烈な為、その時の記憶と感情が整理されず、現在の今の日常生活にフラッシュバックしてきたり、人間関係でトラウマの再演をしてしまうという事だと思います。

 

過去のトラウマの経験が整理されていない事で、今現在の日常生活を送り際に足を取られてしまうという事が良くあります。頭では「自由に生きたい」と強く願っても、トラウマの問題によって振り回されてしまう。

 

ご自分にとって忌み嫌う、機能不全家族での親からの影響を受けてしまうという結果になってしまうのです。

 

トラウマ治療は心の断捨離だなと感じます。一つ一つトラウマの出来事にまつわる感情を認めて、過去の事という形で整理していく。

 

そうすると次第に「今、この時」が自由になって美しく輝いてくるのです。ご自分にとって必要なもの、必要でないものを見極め、いらないものは捨てていく。

 

そんな作業を進めていくうちに「今、この時」が変わっていく。そしてご自分にとって心地よい人間関係や環境が整っていくのです。

 

ご自分を傷つけた人間関係を手放し、そしてお互いリスペクトしあえる関係を構築して自由に生きる。それが本当の意味でのトラウマからの回復なのかも知れません。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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