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トラウマの恐怖から解放されると対人関係が楽になる

未分類   2020/01/11 (土)  1:02 PM

クライアントさんの回復を拝見していると、その経過の中で「何が起こっているのか?」って事がパズルのピースが「ピタッ!」と当てはまるような感じにスッキリする感じがありいます。

 

とかく様々な問題を抱えていますと「自分の性格が怒りっぽい」とか、「自分は努力が足りない」からって捉えがちになります。そして「もっともっと努力しなければ!」ってなってしまい、結局は自分へのダメ出しとなって苦しい状況から抜けられないという事は良くあります。

 

トラウマの問題を抱えていますと、人間関係の中で様々な影響を及ぼします。

それは無意識的な部分なので、本人は気が付きにくいのです。

 

例えば幼少期の家族で、暴力を受けていた場合。

すると子供の存在として、相当の恐怖の感覚を抱えてしまうのですよね。

 

子供の状態では、もちろん一人で生き行く事は出来ません。

しかも暴力を振るわれている状況の中では、結局はそこに耐えていかなければならない。

子供は家族の中で様々な事を学び、そして外の世界をその家族のフィルターで持って見て行くのですよね。

 

ですので家族の中で暴力があった場合、「世の中は戦場だ」と捉えて生きることになってしまいます。それは非常に対人関係や職場での関係の中で、精神的エネルギーを消耗することになりますね。

 

何かストレス状況にあった場合でも、その過去の戦場の恐怖レベルの感覚が蘇ってくる。

すると本来だったら「3」ぐらいのレベルで反応するところが、生きるか死ぬかレベルの「9」レベルで反応をしてしまう。

 

それは恐怖の感覚であったり、怒りの感覚であったりします。

ですのでトラウマを抱えた方々が社会の中で生きて行くというのは、ある意味戦場の中を警戒心を抱えながら生きて行くのと同じことになるのですよね。

 

すると本来求めていらっしゃる楽しいこと、人とのつながりは到底育まれなくなってしまう。だって結局はトラウマの問題を抱えいると、心の中では「生きるか死ぬか」レベルの恐怖を抱えてしまっているから。

 

当相談室では、ご来室される方々が抱えていらっしゃる問題について「どうして今このようであるか?」っていう部分を丁寧に把握させて頂き、安全な形でFAP療法を用いてトラウマ治療をご提案させて頂きます。

 

するとそれまで対人関係の中では、常に戦場を戦う様な中を生き抜く感覚から解放され、日常の楽しみを感じながら、淡々と楽に生きられるようになるのです。

 

その姿を拝見していると「これからが楽しみですね!」って思えるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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