アダルトチルドレン 2024/01/06 (土) 10:58 AM
今日は横浜はとっても天気がいい感じです。ちょっとブロッコリーコーナーをのぞいてみると、すくすくとブロッコリー達が大きくなっていました。
最初は本当に小さい双葉でしたが、地植えをしてからみるみると大きくなっています。今年はあちこちちょこちょこと、野菜を追加して増やしているので、野菜達が賑わっている感じです。その成長を眺めているのが楽しいですね。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。怒涛のトラウマを乗り越え、そして今を生きる姿は素晴らしいと感じております。
幼少期のトラウマの問題を抱える時、そこには本当に理不尽な出来事が多くあり、その状況を子供という立場で乗り切って行く時、色々な方法で対処するという事があるかも知れません。
その一つは「あの親のようになるまい」と親を反面教師として、ご自分を律しながら大人になって成長していくという事があるかも知れません。
自分はこのような親とは違う人間になってやるんだ、と大人になって自立するステップを歩んでいく。
だけれどもそこにはトラウマの問題という部分が、大きな足かせとなってしまう場合があるかも知れません。私自身も、幼少期の家族内でのトラウマの問題を抱え生きて来ました。その中で自分の感覚を麻痺させる事で乗り切って「どんな事があっても大丈夫」という感覚で生きていたように思います。
振り返ってみますと、そこにはいくつかの落とし穴があって、一つはトラウマによる感覚麻痺の問題があるかも知れません。傷ついて痛みを感じないようにし、しかしその水面下ではトラウマの記憶と感情が整理されないまま残ってしまう。そしてそれらがその後の人生に影響を及ぼしてしまっていた。
また反面教師として怒りの感覚で、「自分は違う人間になる」という意識で自分を守って生きようとした部分がありました。
だけれどもそこには「執着」という怒りの感覚が拭えない部分があり、それらが大人になって、様々な問題として派生するという事があるんだなと、大学院時代からの師匠との教育セラピーの中で振り返って来た経緯があります。
「あの親のようになるまい」と強く信じて生きて来たけれど、私にとってトラウマには勝てなかったと正直感じています。
ご来室される方々も、多くの方々が怒涛のトラウマの過程を乗り越えてやってこられます。その中で複雑性PTSDの問題から派生する、様々な問題を抱えてしまっている場合があります。
それらは多くはトラウマから派生する複雑性PTSDの症状としての問題、PTSDの症状や感情の不安定さ、自尊感情の問題、対人関係の問題。また執着を背景とする怒りの問題によって、ご自分の現在ある大切な人間関係や環境を破壊してしまう、悪循環のサイクルに入ってしまうという事があると考えられます。
それらはトラウマによる恐怖や怒り、そして理不尽極まりない過去の状況に対する怒りや執着から派生してしまうかも知れません。
それらの問題から解放され、大切なご自分のために執着を手放していく。そうすると今の世界は、段々と静かな凪になっていくのですよね。
ご自分を取り巻く大切な人間関係や環境を大切にして、そしてご自分らしい人生を構築していく事ができるようになるのです。
彼らのトラウマから解放された自由な姿は、非常に美しいのですよね。
●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。
【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい。
トラックバックURL
https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=6534