FAP療法, アダルトチルドレン, カウンセリング, トラウマ治療, 横浜 2021/08/31 (火) 4:59 PM
「トラウマからの回復と自由に生きる」という事は、非常に密接に関連しているなと感じることがあります。
何となく実感するのですが、過去のトラウマの影響に引っ張られてしまっていると、”今”の自由を追求していくことが難しくなってしまうように感じます。
それはトラウマに関連する様々な感情、例えば怒りや恐怖、そして時に恨みの感情を抱えてしまっているからです。その感覚というのは、ある意味戦場のトラウマを越えてきた大切な「証」であり、”私”が”私”であるという大切なモノかも知れません。
そしてそれらの感情を手放す事自体が、自分でなくなってしまう感覚に陥るかも知れません。
反面教師という言葉がありますが、その過去のトラウマの理不尽さへの怒りの感情から、様々な面でモチベーションとなって行動に駆り立てる「力」となる面もあるかも知れません。
しかしそのトラウマに関連する負の感情を抱えている事で、それは過去の忌み嫌っていた「誰か」に繋がる要因となってしまいます。
本来の”私”と過去の「誰か」は生きるステージも違っているのです。
だけれども「トラウマを越えて来た証」として、負の感情を持ち続けることに執着してしまうかも知れません。結果、トラウマの過去の「誰か」と繋がってしまうのです。
そうしますと”私”の自由に生きる「力」は、そこにエネルギーを引っ張られてしまう事が起こって来ます。目の前にいる”私”にとって大切な人間関係や環境。それらが本来”私”が生きるステージであり自由であると思うのです。
しかしトラウマによる負の感情を手放す事が難しいことによって、忌み嫌っているトラウマの「誰か」に繋がってしまうのです。
”私”が過去のトラウマの出来事を認め、そしてそこにまつわる負の感情を手放していく時、過去の「誰か」と繋がる必要がなくなって来ます。
そして今この時を”私”らしく自由に生きていく事が出来るのだと思うのです。
トラウマの過去を越えて来た”私”を「勇敢な私」としてねぎらい、だけれども”私”は”私”の今この時を生きるために過去を手放していく。
そうした時、本当の意味で”私”が自由になっていくのだと思うのです。
そして戦場のトラウマを越えて来た”私”として、更にバージョンアップしていくのです。
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