FAP療法, アダルトチルドレン, カウンセリング, トラウマ治療, 横浜 2021/04/14 (水) 5:06 PM
アダルトチルドレン(AC)とは、幼少期の養育環境において虐待やネグレクト等の不適切な育児による影響で、成人してからもそれらのトラウマの問題を抱えてしまう事によって、否定的自己観を抱えたり、対人関係における問題を抱えてしまう人を指しています。
幼少期における虐待などのトラウマによる影響で、大人になっても「生きづらさ」を抱えている状況を指します。
当相談室ではアダルトチルドレン(AC)の問題を抱え、その影響によって「生きづらさ」を抱えておられる方々がご来室されています。
・ご自分を大切に思う事が出来ない。
・どんなに優秀であっても、その能力の高さを認める事が出来ない。
・ご自分の本音が言えないなど。
またこれらの問題は「複雑性PTSD」 という視点でも共通しています。
トラウマ治療のメッカであるアメリカ・ボストンの精神科医のジュディス・ハーマン氏は、「複雑性PTSD」という枠組みをもうけ、幼少期のトラウマの人生に対する影響力について強く訴え続けています。
そして現在、複雑性PTSDは世界保健機構(WHO)が発行する、疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)の第11版に初めて診断基準として記載されています。
複雑性心的外傷後ストレス障害診断基準 (ICD11)とは以下の状態を指しています。
複雑性 PTSDは最も一般的に、逃れることが困難もしくは不可能な状況で、長期間・反復的に、著しい脅威や恐怖をもたらす出来事に曝露された後に出現します。(例:拷問、奴隷、集団虐殺、長期間の家庭内暴力、反復的な小児期の性的虐待・身体的虐待)
診断はPTSDの診断(再体験(フラッシュバック)、過覚醒、回避麻痺症状)
に加え、以下の様な深刻かつ持続する症状によって特徴付けられる。
1)感情コントロールの困難さ
2)トラウマ的出来事に関する恥辱・罪悪・失敗の感情を伴った、自己卑下・
挫折・無価値感
3)他者と持続的な関係を持つことや親近感を感じることの困難さ
これらの症状は、個人・家庭・社会・教育・職業・その他の重要な領域で深刻な機能不全をもたらしている。
このように幼少期のトラウマによる問題(アダルトチルドレン、複雑性PTSD)は、「生きる」に大きな楔を打ってしまうのです。
日々、カウンセラーとしての仕事をしている中で実感するのが「心の柔軟性」の凄さです。
当相談室にはアダルトチルドレン、複雑性PTSDの問題を抱えた方々がご来室されますが、彼らの回復の姿に「あ~人の可能性は素晴らしいものがある」と実感致します。
彼らの幼少期のトラウマの歴史を伺う時、その心の傷(トラウマ)の影響の深さと、人生への影響力を感じざるえません。これほどまでの楔が心に突き刺さったままだったら、その後の人生を生きる事は想像を絶するものがあると、彼らのこれまでの歴史を伺う時に実感します。
しかしそこから回復されて行かれる方々の姿を拝見すると、そのトラウマを越えていく程の「心の柔軟性」があるのだと教えてくれます。
人はどんな事があってもトラウマを越え「”私”の人生を自由に生きていく力」があるのです。本来ある「能力」や「個性」や「品格」を大切にした生き方を取り戻せるのです。
「私は私で良い」という大切な「自信」と「誇り」を取り戻し、逞しくしなやかに生きていかれるのです。
彼らの美しく輝く姿に「美しいものを拝見させて頂いた」と嬉しく思うのでした。
☆興味のある方はカウンセリングルームグロースのHPをチェックしてみて下さい。
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神奈川県横浜市にあるカウンセリングルーム・グロースでは、
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FAP療法、トラウマ療法を用い、介入させていただきます。
トラウマ治療をしていく事で「本来の姿」を取り戻せます。
横浜はもちろん、川崎・藤沢から都内や近県など遠くからも
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