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アダルトチルドレン

もっと広くて自由な世界を生きる

アダルトチルドレン   2022/11/19 (土)  11:40 AM

先日、テレビ番組を見ていて編み物をやりたくなりました。昔は良くやっていましたが、随分と離れていました。

 

早速、本と毛糸と編み針を購入し少しずつ初めています。ちゃんと体は覚えているのですね。何か物を作っていると「楽しい〜♪」って感じになります。まずはマフラーから挑戦です。これから楽しみですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。アダルトチルドレンからの回復って非常に興味深いなと思いながら、ご来室される方々の回復のステップを拝見しています。

 

私自身、セラピストとしてのトレーニングの一環として、教育セラピーという形で学校時代から師匠の面接を受け続けて来ています。そこで学ぶことは非常に多く、師匠の技を盗むって感じであります。

 

非常に興味深いのですが、師匠は「心に聞く」という手法を用い時々面接をされます。

まずは「私自身の無意識はどんな風に思っているの?」って感じで、無意識の力というのを非常に大切にされています。

 

そこで実感したのは、自分を取り巻く環境や人間関係があるけれど、まずは自分の心の中を軸として周りを見ていくという癖が、師匠との教育セラピーで身についているように思います。

 

世の中には色々な考えや立ち位置があるけれど、まずは「私の無意識はどう?」っていうスタンス。

 

機能不全家族の中で生き抜く時、まずは親の価値観というものが世界のスタンダードとなってしまうという事が良くあるかも知れません。

 

戦いの場を生き抜いていくのに親の価値観を把握し、その価値観に適合して生きるという事が、ある意味サバイブする上で強いられる側面があるかも知れません。

 

それらの「役割」がアダルトチルドレンの役割となって、様々な本来の姿ではない「役割」で生きさせられるという事が起こってくるように思います。

 

だけれどもそこには矛盾だらけの世界を生きる苦しみがあるのかも知れません。子供は家族や親を良く見ている場合もあるように思います。その矛盾を感じながら、しかし矛盾を感じながらも、生き抜いていくには「役割」を演じて機能不全家族にいる事を強いられる。

 

その親の価値観からご自分の中にある大切なモノにシフトチェンジしていう事が、もしかしたらアダルトチルドレンからの回復なのかもしないと思うのです。

 

親の価値観や支配から離れてみると、それまで見えていた世界とは違った世界がご自分の周りに広がっていた事に気がつかれるのです。

 

それまで「自分は能力がない」、「外の世界は怖い」って信じていたのは、親の価値観によって植え付けられた世界だったことに気がつかれるのです。

 

そして実際に外の世界に出て、”私”を軸として周りを見渡した時、繋がってくる人達との豊かな世界が見えてくるのです。

 

”私”の心(無意識)を軸として眺める広い世界は、もっと自由で楽しい世界なのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

 

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