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アダルトチルドレン

”きらめく彩り”を見る

アダルトチルドレン   2022/11/09 (水)  4:31 PM

近頃は「秋晴れ~!」って感じの日が続きますね。こんな日は自転車で「シャ~!」って感じで走るととっても心地よい感じがあります。

 

家の庭では今年はグリーンピースをあちこち植えています。今年はグリーンピースでクリスマスツリーを作ってみようと構想中です。

 

支柱を三角に立てて、その下にグリーンピース達を植えています。「12月までにどのぐらい成長するかな?」って感じです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。そんな時、ミルトンエリクソンのスクリプト『きらめく彩』を思い出します。

 

ミルトンエリクソンの所にある患者さんがやってきて、その方はフェニックスに15年住んでいて憎まない時は無かったとお話ししたのでした。

 

その患者さんのご主人は、その方にフラッグスタッフで休暇を取るように伝えたというのです。患者さんはフェニックスを憎んでいるけれど、フラッグスタッフに行くことについても拒否をし続けていたというのです。

 

ミルトンエリクソンは、その患者さんに「フェニックスにいることを憎むわけについて好奇心が湧いてくると同時に、フラッグスタッフに1週間滞在したなら思いがけないものを見るでしょう」と伝えたのです。「きらめく彩を見るでしょう」と伝えたのです。

 

その患者さんはフラッグスタッフの「きらめく彩」が何か見極めたいと思って、1週間の予定でフラッグスタッフに行き1ヶ月滞在したというのです。そのきらめく彩とは赤いキツツキが常緑樹の木立の間を飛んでいる姿でした。

 

その後、その女性は東海岸にもツートンにも、ニューヨークにも「きらめく彩り」を見に行ったのでした。

 

非常に興味深い、ミルトンエリクソンのスクリプトだなって思いながら読んでいる事があります。トラウマからの回復というのは、このような感じなのだよ~て事を思うのでした。

 

幼少期のトラウマ、アダルトチルドレンの問題を抱えていますと、常に心の中は不安や恐怖や執着などの感情でいっぱいになっている事があるかもしれません。

 

回復と共に、次第に「きらめく彩」を”私”の世界に見出す事ができるようになるのです。

 

それまで目にとまらなかった目の前にある、「きらめく彩り」が”私”の世界に入って見えてくるようになるのですよね。

 

そして次第に人生がキラキラと輝いてくるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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