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アダルトチルドレン

”私”の回復物語が完成する時

アダルトチルドレン   2026/07/22 (水)  11:09 AM

だいぶ暑くなってきました。日光と気温が上がってくると、夏野菜たちは元気になってきます。収穫も増えてきました。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつご自分の人生を大切にしながら歩いていらっしゃいます。本当によく頑張っていらっしゃいます。

 

当相談室では幼少期のトラウマを背景とする様々な問題について、ご相談をお承りさせて頂いております。

 

原家族における虐待やネグレクトの問題などはトラウマとして心に残り、そしてそれが対人関係の不安や不信、そして各種依存症の問題、怒りの問題などの様々な問題に発展してしまいます。

 

心というのは目に見えない部分もあります。言葉でのコミュニケーション、もう一つはノンバーバルなコミュニケーションとなります。

 

人は言葉では伝えないけれど、心の部分でまた異なった感覚を持ちながら、時に言葉以上の感覚を相手に伝えている事があるかも知れません。

 

親子関係の中で、これらの言葉と非言語的なコミュにケーソンの差がある中で影響を受ける時、それはダブルバインドとして心の傷として残ってしまう場合があります。

 

それは言葉で「あなたは大事」と言っていても、態度や行動では真逆の場合がある時、受け手として混乱されられてしまうからです。そして目に見えない形(言葉)でトラウマを請け負ってしまうという事があるのです。

 

案外と言葉はいかようにも嘘をつけます。しかし心の中では親から子への怒りや嫉妬、それらを覆い隠すように「大事にしている」と伝えられる事によって、親の怒りを受けながら、かつ「大事にしている」という2つのメッセージを受けてしまうという事になります。

 

本質的な部分は、無意識で受け取っている部分となってきますので、これらのダブルバインドを受けた場合、生きづらさの理由が表面的には分からず、トラウマが封印された中で生きさせられるという展開が起こってしまいます。

 

しかし問題の本質は、非言語的なコミュニケーションであるという事が考えられます。水面下でどのようなものを親から受け取り、実際の親子関係ではどのような事が起こっていて、それによってご自分はどんな風にトラウマを受けてきたかが明確にしていく事が大切な要因となります。

 

そうした時、初めてご自分の生きづらさの理由が明確になってきます。原家族における家族メンバーは一見すると「被害者」「優しい親」の仮面を被りながら、その内心に抱えている「怒り」を子供にぶつけ、その子供の人生を破壊しようとしていた「真実のストーリー」が浮上していくのです。

 

人は言葉ではいかようにもカモフラージュできます。しかしその本質には、言葉以上のものが含まれ、そこには親自身が抱えているコンプレックスやトラウマ、自由に生きられない嫉妬や怒りが含まれ、そこから派生する子供への嫉妬への破壊の感覚があるかも知れません。

 

無意識レベルで真実が見えてきた時、本当の意味で自由になり、本来のご自分の人生を生きられるようになるのです。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

 

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい。

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