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カサンドラ症候群

”私”を軸とした楽な世界を生きる

カサンドラ症候群   2026/05/02 (土)  12:37 PM

庭の方では色々な花が賑わっています。今年はネメシアという花を植えました。楚々とした雰囲気がとっても癒されます。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ段々と力をつけて来られ、逞しく成長されていらっしゃるなっていう事を感じます。

 

当相談室では様々なご相談についてお承りさせて頂いております。その一つとしてカサンドラ症候群の問題があります。

 

このカサンドラ症候群の問題は、ご自身の原家族でのトラウマの問題と連動して、現在進行形でのパートナーとの関係の問題が作られてしまっているという事が考えられます。

 

パートナーとの関係性では、その他の友達とか同僚との関係性とは異なり精神的に距離が近い為、そのためパートナーに対する期待値が高くなってしまう事があるように思います。

 

そのため、その期待値が高ければ高いほど、相手の情緒的なレスポンスの不足や欠如がある場合、それが孤独へと転じてしまい怒りと執着心に囚われて苦しくなってしまうメカニズムがあるように感じます。

 

その苦しみの根底にある「孤独」と「理解されない苦しみ」という部分は、ご自身が原家族の中で経験したトラウマや親との葛藤を彷彿とさせるという事も時にあるかもしれません。

 

親ー子関係も非常に精神的、情緒的に距離の近い間柄となり、そこでの親子関係の中で信頼と安心を感じられる事によって、「ご自分はそのままで良い」という自己肯定感が育ち、外の人間関係でも信頼と安心を感じられ、人間関係を広げていくという事ができるようになるのです。

 

ただその親ー子関係の中で、親が子供の気持ちや辛さを理解する事ができない場合、親がそのキャパシティがない場合、子供は根底に「理解されない苦しみ」と「孤独」を抱えてしまい、その中で大人に成長していくという展開となります。

 

そしてパートナーとの関係の中で、トラウマが再演されてしまうという事が起こってしまうかもしれません。パートナーの理解されない態度に対し、非常に心が揺さぶられてしまい、不安定になってしまう。その結果、精神的不調や日常の適応が落ちてしまうという結果となってしまうのです。

 

ただこの問題の根底には、幼少期の「理解されない孤独」の感覚を抱えている場合があり、そこから問題が派生しているという事もあるのです。

 

それらの問題から解放されていくと、パートナーの態度に感情が振り回される事が緩和されて、「相手は相手、自分は自分」という感覚のもと、淡々と生活をしていくという事ができるようになるのです。

 

穏やかな世界を生きるという事ができるようになるのです。

 

●カウンセリングをご希望の方は、こちらからご予約頂けます。

 

●カウンセリングの具体的内容について(はじめての方へ)を掲載致しました。

ご興味のある方はご参照下さいませ。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

 

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい。

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