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アダルトチルドレン

一体感と調和の”私”の家族

アダルトチルドレン   2025/04/30 (水)  8:24 AM

段々と暖かくなって来ています。お花屋さんにはミニトマト、茄子、きゅうりなどの苗が出回っていました。「あ~!」って感じであります。

 

日々、さまざまな方々の回復される姿を拝見しています。それぞれの本来の姿は非常に美しいなと感じます。

 

非常に興味深いのですが、ご家族のお一人がトラウマから解放されていきますと、それは他のご家族に好循環のように波及し、互いが互いをリスペクトし合える素敵な関係性が作られていくのだなって事を感じます。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、大人になってから「あの親のようになるまい」と強く願い、そしてご自分の家族を作る。だけれども知らず知らずのうちに、ご自身にとって忌み嫌っている親のような姿である自分を気がついてしまうという事があるように感じます。

 

トラウマの問題は、記憶と感情が整理されていない場合、それらはフラッシュバックやさまざまな不安症状、トラウマの関係を再演してしまう事等を繰り返してしまう事が実は良くあります。

 

トラウマの世代間連鎖というのは、トラウマが整理されていない事によって引き起こされてしまってっているのです。

 

上の世代のトラウマを背負ってしまった状態となっている場合、家族の中では怒りの問題が増幅してしまう傾向があり、互いが互いを傷つけ合い、そして如何ともしがたくトラウマを再び作ってしまう事が起こってくるのです。

 

本来は色々な可能性や力があるのだけれど、トラウマを負ってしまっている事で、ご家族の中で力を奪い合う関係が作られてしまう事が起こってしまうのです。本来なら色々な可能性が広がっているはずが、それが壊されてしまうのです。

 

幼少期からのトラウマから解放されていきますと、この悪循環の関係性から解放されていきます。

 

ご家族がご自身にとっての大切な応援団となるべく、互いを支え合い力を与え合う関係となっていきます。だからこそ、色々な世界に挑戦していけるようになるのです。

 

そして眠っている本来の力を生かしながら、自由な広い世界を生きていかれるようになるのです。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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