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アダルトチルドレン

本来の”私”の力

アダルトチルドレン   2025/04/25 (金)  8:14 AM

庭の方ではだいぶお花や野菜達が賑やかになっています。暖かくなるとグングンと成長していて、それぞれがパワーアップしている感じです。近頃はノースポールが旬のようです。

 

日々、さまざまな方々の回復される姿を拝見しています。過去を認め、そしてそれを手放していくという、非常に力強いステップを歩んでいらっしゃると感じます。

 

当相談室では色々なご相談についてご相談をお承りさせて頂いております。その一つに自己否定感の部分があるかと感じます。

 

どんなに優秀であって、どんなに頑張っていても、自分で自分を認めて許していく事が出来ない。そのような方々は多くご来室されています。

 

そのような方々の特徴として、原家族の中で非常に飛び抜けて優秀でいらっしゃったり、兄弟と比較しても勉強やその他が優れていらっしゃる方々が多いなと感じます。

 

だけれども自分自身を認めていく事がどうしても難しい状況になってしまっている。

 

その背景の一つとして考えられるのが、親のコンプレックスを背負ってしまっているという事があるように感じます。

 

ご来室される方々の多くが優秀でいらっしゃる。その優秀さは、両親の知的なレベルをゆうに越えてしまっている事があります。そんな時、両親と子供との知的な能力差がある場合、両親は嫉妬の発作を起こし、それによって色々なことを理由に虐待や他の兄弟と差別をされるという事が起こってくる事は実はよくあります。

 

つまり優秀がゆえに嫉妬されて、その影響によって虐待をされてしまう。でもその理由を突き詰めていくと、両親自身が自分の能力についてコンプレックスを抱えていて、そのコンプレックスを虐待という形でぶつけられてしまっているという事なのです。

 

多くはご自分の能力に見合った、自信というものが連動していない場合があるように感じます。

 

そこには優秀がゆえに否定されて虐待されいた事の、心の傷がそこに潜んでいるかも知れません。そんなトラウマから解放されていきますと、段々と静かな自信というものを感じられるようになります。

 

ご自分の中で「自分はそのままでOK」という静かな自信を感じながら、色々な事に挑戦してチャレンジしていく事ができるようになるのです。

 

そして広い世界を自由に動き回っていくようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はちらをご参照下さい

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