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共依存

”私”が主人公の人生を生きる

共依存   2025/02/02 (日)  12:18 PM

ちょっと今日は寒い感じの1日です。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ自分を大切にしながら、力をつけて来られていらっしゃるなという風に感じます。

本当に良く頑張っていらっしゃいます。

 

当相談室では色々な内容についてご相談をお承りさせて頂いております。その一つに共依存関係の問題による生きづらさというのがございます。

 

ある意味、共依存関係は色々なシチュエーションがあるかも知れません。親ー子関係、ご夫婦関係、その他、色々なシチュエーションで共依存関係が起こっているかもしれません。

 

機能不全家族の場合、親側に色々な問題を抱えてしまっている場合があります。父と母の関係がうまくいかない。暴力や依存症などの問題を抱えてしまっている。

 

それらの問題がある時、子供は親の愚痴の聞き役などを担わされてしまい、親ー子の役割が反転してしまうという事が起こって来てしまいます。その際に「いい子」として存在する時、家族では適応的な存在となるかも知れません。

 

だけれども、この共依存関係の場合、子供は「自分の人生を歩いていく」という事を放棄させられるという事があるように感じます。

 

常に問題を抱えている親のケアを中心として、そしてその親ー子関係は境界線が曖昧になってしまう。本来、両親で話し合いをして解決するべきところを、子供がその相手となってしまう事によって、親ー子の健全な距離感が保ちづらくなってしまうという事が起こって来ます。

 

そんな時、子供は親に自我を乗っ取られてしまい「ご自分が人生で何を求めている?」「そのためにはどんな事をしていこうか?」という、自分の人生が見えなくなってしまうという事が起こってくるのです。

 

少しずつ、その親ー子関係の境界線を引きながら「ご自分の為の人生を構築していくにはどうしたらいいか?」という、ご自分が主人公の人生を生きていかれるようになるのです。

 

”私”が心から求めている「何か」の為に生きていく事ができるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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