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アダルトチルドレン

世代間連鎖を断って広がる自由な世界

アダルトチルドレン   2025/02/01 (土)  10:39 AM

家にはプランターで水菜を作っています。水菜は放っておいても元気に育ってくれる感じです。サラダにして頂きました。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。本当に良くご自分に向き合い、そして認め、ご自分の自由のために頑張っていらっしゃると感じます。

 

「自由に生きる」という時、原家族との関係が相当足かせになってしまっているという事があるかも知れません。

 

ご自分が自分の人生を自由に生きられないという部分は、上の世代の苦しみやトラウマを背負ってしまっているという事が考えられます。

 

当相談室では3世代上の家系図についてお話をお伺いさせて頂きます。そんな時、ご自分代、その上の両親の世代、そして祖父母の世代の中、トラウマの問題が上の代から存在し、その苦しみやトラウマを両親の世代で請け負い経験し、そこから下の世代に影響を受けてしまっているという事があります。

 

トラウマは記憶と感情が整理されない限り、その問題、例えば家庭内暴力や虐待やネグレクトの問題などは下の世代に落とし込まれてしまう事が考えられます。

 

ましてや親の世代はトラウマを経験し、そして自分自身の人生に対して納得いかない「生きづらさ」や怒りを抱えてしまっている事が考えられます。「こんなはずでは」という感覚を抱えているかも知れません。

 

そんな時、その下の世代(子供)はそれらのトラウマを請け負ってしまうと同時に、子供自身が「自分の人生を自由に生きたい」と思う時、上の世代の両親は自分が経験できなかったことを子供が自由に経験出来ることを、良しと思えない事が起こってくる事が考えられます。

 

両親自身が自分達の人生に不全感を感じ「OK」と思えていない。だから子供の幸せを喜ぶ事が出来ないという事が起こってくるのかも知れません。

 

実際にそのような「嫉妬」を背景として、色々な理由づけで虐待されたり、しつけと称して暴力を受けたりという事によって、子供の人生の可能性の芽を潰されてしまうという事が起こってくるのです。

 

つまり「自由に生きる」という事が難しい場合、上の世代の世代間のトラウマを背負ってしまっているという事が考えられるのです。

 

「自由に生きたい」と思っても、「両親の背負ってきた累積したトラウマ」+「両親からの虐待のトラウマ」を背負ってしまっては、到底自由に生きる事が難しくなってしまうかも知れません。

 

そんな世代間に及ぶトラウマから解放されて行きますと、少しずつご自分が求めている事、ご自分の幸せを生きる事ができるようになるのです。

 

世代間連鎖を断って、”私”らしい人生を生きる事ができる様になるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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