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夫婦間葛藤

最後に美しいモノが残るトラウマ治療

夫婦間葛藤   2025/01/25 (土)  1:23 PM

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「ほう~素晴らしい~!」って感じのステップであります。皆様方の本来の姿は非常に美しいなと感じます。

 

回復と共に色々な気づきとともに、ご自分らしいステップを歩んでいかれるなと感じます。そんな時、いかに幼少期のトラウマの問題が「今」のご自分に影響を受けていたかという事を実感致します。

 

トラウマの問題を抱えてしまいますと、今現在の人間関係の中で「トラウマの再演」をしてしまうという事が良くあります。ある意味、トラウマによって操られてしまい、本来のご自分を生きられないというジレンマに陥ってしまうのです。

 

トラウマを受けた頃は、小さい頃でご自分で家族の問題に対処したり、そこから離れる事が難しい。その中での心の傷を受けてしまう事によって、トラウマの破壊が繰り返し繰り返し起こってしまうという事があります。

 

それらはご夫婦関係の葛藤の問題や、いわゆるモラルハラスメント的な行動にも発展してしまう事があります。またご自分にとって大切なお子さんを愛せないというジレンマに陥ってしまうということもあるかも知れません。

 

日常生活の中の色々な刺激や人間関係によって、過去のトラウマを受けた自分に戻ってしまう。

 

そうしてトラウマの再演が起こってしまい、ご自分にとって大切な家族やパートナー、お子さんとの関係がどうしても破壊的な方向に転じてしまうという事が起こってくるのです。

 

そんなトラウマの呪縛から解放されて行きますと、本来のご自分の感覚でもって一体感と調和でもってご家族との関係やパートナーとの関係を再構築しながら、信頼と安心の関係性を構築していく事ができるのです。そのステップは非常に素晴らしいですね。

 

ご自分の感覚を感じ、その感覚を大切にしながら大切な人達との関係性を大切に育み、かけがえの無い素敵な関係が育まれていくのです。

 

トラウマは最後に美しいモノが残ると言います。

最後に美しい「何か」が見えてくるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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