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アダルトチルドレン

本来の”私”を活かす人生

アダルトチルドレン   2025/01/03 (金)  11:37 AM

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

本当によくご自分に向き合い、少しずつ力をつけていらっしゃると感じます。

 

色々なご相談をお承りさせて頂いております。その一つにアダルトチルドレンの問題が多くあるように感じます。

 

幼少期における機能不全家族の中で生き抜いてこられ、そして本来のご自分とは違った「役割」を演じさせられるという事が起こって来ます。

 

「役割」という事になるので、それはご自分が本来望んでいるのとは違った風に人生が転じてしまい、それゆえ「生きづらい」という事が起こってくるのかも知れません。例えばイネイブラーやスケープゴートという「役割」があります。

 

スケープゴートというのは、家族の負の部分を背負いこまされてしまい、その事によって家族がバランスが取れているという事があったりします。親自身が色々な問題を抱えているのだけれど、そのスケープゴートにされた子供に、それらの問題を落とし込まれて親の負を背負わされているがゆえに自由に生きられないポジションに落とし込まれてしまっているのです。

 

イネイブラーは、家族メンバーに奉仕する役割を担わされてしまう。特に夫婦間葛藤がある場合、親の支え手としての「役割」を担わされてしまい、母子カプセル状態が生み出されることがあります。それによる子供側の様々な問題(摂食障害、その他)が発生する場合もあります。

 

こういったアダルトチルドレン特有の「役割」を担わされてしまった時、大人になってから「本来の自分」を生きるという事が難しくなってしまうという事が起こって来ます。

 

それは「自由に生きる」という時、ご自分の中にある”私”の感覚にフォーカスを当てた形で色々な人間関係や環境を選び取って行く事が「自由」となるからです。

 

”私”の感覚が、幼少期のトラウマによって封印されてしまっているという事が問題の本質となります。

 

「いざ!」となった時、”私”の感覚でもって発せられる言葉や態度が、ご自分が楽な展開に持って行ける大切なポイントとなります。

 

回復と共に、次第にそれまで四面楚歌な状態だったのが、段々とご自分にとってサポーティブな味方となってくれる人達の中で生きられるようになります。

 

”私”を「軸」として生きられるようになった時、ご自分にとって必要な人間関係、力となる人間関係を適切に選び取り、その環境の中で生きられるようになるのです。

 

そのご自分にとって楽な人間関係の中で生きる時、かつてのような常に戦いの中を生き抜くというような展開ではなく、肩の力を抜きながら楽に自由になって行ける感じになるのです。

 

心地よい人間関係の中で、”私”の自由を追求して行く事が出来るようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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