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共依存

”私”が主人公の人生

共依存   2024/12/28 (土)  2:40 PM

今日も横浜はいい天気であります。オフィスにあるヒヤシンスは開花がさらに進んでいます。温度が高いと成長が早いようです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「自由になりたい」と前を向きながら、ご自分の可能性を広げて行かれる姿は非常に美しいですね。

 

当相談室では様々な問題についてご相談をお承りさせて頂いております。その一つとしてあるのが共依存関係があります。

 

ご自分と他者との境界線を見失ってしまい、苦しい人間関係に嗜癖してしまう依存症です。他者の問題に介入したり介入されたりを繰り返すため、この二人の自我は正常に機能しなくなってしまう場合があるかも知れません。

 

機能不全家族の中で親同士が葛藤を抱えている場合、親ー子関係の中でこの共依存関係が作られてしまう場合もあります。

 

本来ならば父と母でお互いに話し合いながら、問題解決や家族について取り組んで行くのだけれど、その関係性が破綻している場合、親が子供に依存して共依存関係となってしまうのです。

 

そんな時、子供の立場の方で問題を抱えてしまう事があります。それは色々な要因がありますが、「ご自分の人生に対して何を求め、どんな事をしてみたいか?」っていう事が見失ってしまうという事が起こってくるのです。

 

アダルトチルドレンの役割で言いますと、イネイブラーの役割を背負わされてしまう。機能不全家族の中ではそれは、ある意味適応的だけれども、いざ一人の人間として「どう生きる?」って事を考える時、そこにご自分の自由な人生を描くという事が難しくなってしまうのです。

 

人の気持ちに寄り添う事は上手だけれども「自分の気持ちは?」って事に「???」となってしまうのです。

 

そんな親ー子関係に関連する共依存関係から解放されて行きますと、次第に「これをやってみたいな~」とか「こんな事に挑戦をしたら楽しいかも知れない」という事が感じられてくるのです。

 

そしてそれをなさりながら、”私”が主人公の人生を生きて行く事ができるようになるのです。”私”が楽しい事、自由を感じられるような人生を生きて行く事ができるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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