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共依存

”私”が自由に生きるステップ

共依存   2024/12/04 (水)  5:23 PM

今日はとってもいい天気でありました。快晴の天気でした。

 

お花屋さんにチューリップの球根を発見しました。12月に入ってちょっと遅いかな?って思いましたが、購入しました。春が楽しみですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれがそれぞれに、”私”の人生の主人公として生きていかれるなと感じます。

 

カウンセリングの展開では「生き方」のスタイルもシフトチェンジしてくる感じがあります。そのご自分が主人公の人生を生きる事を阻む要因として、共依存の問題があるかと思います。

 

共依存とは様々な依存症の一つで「関係依存」のひとつと言われています。ご自分と他者との境界線を見失い、苦しい人間関係に嗜癖してしまうのです。

 

生き方の傾向として、他者の問題についつい振り回されてしまい、その関係性の中でご自分の自由に生きる力を奪われ続けてしまう。それによって本来だったら、ご自分の人生の為に積み上げて行くステップを踏んでいく事が難しくなり、周りの問題を抱えている他者によって自由に生きる力を奪われてしまうのです。そして気がついたら長い年月が経ってしまっていたという事もあるかも知れません。

 

その背景としては、機能不全家族における虐待やネグレクトの影響があると考えられます。小さい頃に子供として十分に安心して生きるという事が難しい状況があった場合、人のために生きる事、つまり家族の中で困っている家族メンバーを支える事で、原家族で生きるポジションを得るという事があるように思います。

 

それが生きる癖としてパターン化されている場合、困った人を助けるという生き方となってしまうかも知れません。そして他者に時間や力を奪われてしまい、「ご自分の人生はどうなっている?」って振り返った時、「人に力を奪われ続ける人生だった」という事に気がつかされる。

 

回復と共に、”私”を大切にしたステップを歩んで行く事が出来るようになります。そして人生に楽しみを見出せるようになるのです。

 

それはワクワクドキドキの世界なのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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