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カサンドラ症候群

”私”がHappyな人生を創っていく

カサンドラ症候群   2024/11/24 (日)  4:39 PM

今日はとってもいい天気でありました。遠くには富士山が見えて晴天でありました。

庭の方では色々な花達が元気にしています。冬の花達は非常にタフであります。

 

当相談室では、色々な方々がご相談内容でご来室されていらっしゃいます。その一つとしてご夫婦関係の葛藤の問題などがあります。

 

お互いが近しい関係であり、唯一無二のパートナーだからこそ、そこに苦しみと葛藤が生まれてしまうのかも知れません。

 

お互いがお互いの唯一無二のパートナーだからこそ、そこに理解されない怒り、寂しさや孤独の感覚があり、それらが逆にご自分の首を絞めてしまうと言う事もあるかも知れません。

 

人とのコミュニケーションでは、お互いがお互いを理解し合う事によって、色々な葛藤や色々な出来事を分かり合える事が出来、そこにはストレスフリーな状態となるので楽な関係となります。

 

相手に「こんな事があってね~!」って5のレベルでボールを投げてみると、相手から「そうなんだ~!」って感じで5でキャッチしてもらえる関係。そういったコミュニケーションのキャッチボールが出来る事で、夫婦関係の会話は楽しいリズミカルな展開となります。

 

しかし相手がそのボールに同じように返せない場合。5のボールを投げても、1レベルでボールを返す。もしくは無反応の0の場合、ボールを投げた側は「理解されない寂しさ」「孤独」がジワジワと積み重なって行くのです。

 

これらの小さい積み重ねの感情は、色々な形で苦しみが作られてしまいます。カサンドラ症候群というのは、このような形で作られてしまっているように思うのです。

 

その「理解されない」「孤独」という感情が増幅していくうちに、それらが手が付けられないほど大きくなってしまう。それらが怒りとなって、不眠、抑鬱状態となってしまう場合もあります。

 

カウンセリングの展開では、これらの理解されない故の執着心を整理していくステップを踏んでいきます。「寂しさ」「怒り」「孤独」これらの感情を少しずつ整理していく。

 

そうするとご自分が「パートナーとの関係で何を感じ」、ご自分主体の中で「どうしていきたいか?」という”私”を軸とした関係性やこれからの展開が見えてくるのです。

 

パートナーに対する執着心を抱えている時は、世界の中心は相手となってしまう・・・。

 

だけれどもその執着を手放していくと、「あ~なるほど~!」っていう世界が見えてくる。そして”私”を軸とした世界を構築していくことができるのです。

 

「”私”がHappy~!」な人生を創造していくことが出来るのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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