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アダルトチルドレン

世代間連鎖を越え自由に生きる

アダルトチルドレン   2024/11/21 (木)  12:42 PM

近頃は手作り味噌に凝り始めました。減塩味噌と玄米味噌の2種類を作っています。

冬場は4ヶ月熟成させると良いという事です。もうちょっと時間がかかりますが、楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ執着を手放し、広い自由な世界を生きられていらっしゃるなと実感致します。本当に良くご自分に向き合っていらっしゃいます。

 

幼少期におけるトラウマの問題、例えばネグレクトや虐待などの問題を抱えてしまっている場合、自分を傷つけた親などに対し執着心が出て来てしまう事があります。怒りや悲しみ、寂しさなどの様々な感情が、心の中を占めてしまう。

 

それらの感情を抱えてしまうのは当然の事かも知れません。だけれども、それらの感情を抱えてしまう事によって「自分を傷つけた親につながってしまう」という事が起こってしまいます。

 

「あの親のようになりたくない」と強く思っているけれど、逆にトラウマから派生する執着心を抱えてしまう事によって、あの忌み嫌っていた親と同じ状態にさせられてしまうのです。

 

幼少期のトラウマを抱え、その苦しみを重々承知だからこそジレンマとなり、自分らしい自由な生き方が難しくなってしまうのです。

 

本来はそれとは別の私らしい生き方やライフスタイルがあるけれど、トラウマを抱えてしまう事によって、あの忌み嫌っている対象の属性を請け負ってしまうという事があります。そして本質を歪められてしまう。

 

それは時に世代間連鎖としてご自分の下の世代に対して、どうしても影響が出てしまうという事もあるかも知れません。

 

そんな世代間連鎖を断ち切って私らしい人生を切り拓いて行くには、ご自分と親の関係について振り返りながら、そこでトラウマの問題を消化していくという事が必要となるかも知れません。

 

そうしていくにつれて、”私”らしい豊かな人生を切り拓いていく事が出来るようになるのです。世代間連鎖を超え、自由な人生を生きていかれるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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