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家族問題

理解しあえる楽なパートナ-シップ

家族問題   2024/07/20 (土)  1:30 PM

庭にある夕顔はやはり夕方~夜にかけて咲いているようでした。朝見たらしぼんでおりました。やはり「夕顔」という名前だけあるな~って事を思うのでした。

 

日々、様々なご相談をお承りさせて頂いております。昨日に引き続き、家族問題、夫婦間葛藤について記事を書かせて頂こうと思います。

 

実際に夫婦間葛藤の問題の一つに「理解し合えない怒り」という部分があるかも知れません。夫婦としてパートナーとして長く親密な関係性だけれども、その親密なパートナーなのだけれども「気持ちを分かってくれない」というフラストレーションや怒りを抱えてしまい、それらが夫婦間葛藤の大きな要因となってしまっている場合もあります。

 

他人ではないので、親密な相手だからこそ気持ちを理解して欲しいという部分も加わって、その分理解されない怒りも倍増してしまうという事があるかもしれません。

 

人との感情のやり取りや共感というのは、非常に侮れない要因だと感じます。相手に「こんだけ大変な事があったんだ~!」って伝えた時、「そうだったんだね~!それは大変だったね!」って伝えた相手と同じレベルで共感してもらえる事で「理解してもらえた!」って感じで怒りも落ち着き、そしてパートナーに対する信頼が増すという事が起こるかもしれません。

 

このように人とのコミュニケーションでは相手と同じように共感出来るってことは、パートナーシップをうまくやっていく上で大切な要因となります。

 

相手が怒り(5)に対して、受け手も(5)で共感することで「5-5=0」となり、心が凪(0)になって落ち着いていくのです。ただ一方がトラウマの問題を抱えてしまっている場合、感情が麻痺して凍りついてしまっている中でコミュニケーションが進んでいる場合があります。トラウマによって感情が凍りついている。

 

自分の喜怒哀楽がつかめない。だから相手の気持ちも理解出来ない状況となってしまう。そのような場合、頭で考えて相手に合わせようとするのだけれども、どこか実が伴わない結果となってしまい、相手の怒り(5)+理解されない怒り(5) =10(怒り)となってしまい、夫婦間葛藤が常習化してしまうという事が起こってくるのですよね。

 

トラウマから回復されて感覚麻痺が取れてきますと、いい塩梅で相手の感情に合わせることができる。だから何か葛藤があった場合も、相手の感情の状態に合わせられるので、一緒にいることで楽になるプラスの関係性となっていくのです。

 

これまでトラウマの影響で一緒にいる事が葛藤に満ちてしまっていた。

 

トラウマから解放されるにつれて、一緒にいて互いを理解しあえるかけがえのないパートナーであるという事を認識する事ができるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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