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アダルトチルドレン

トラウマとコミュニケーションの関係

アダルトチルドレン   2024/06/26 (水)  2:52 PM

庭の方では百合が満開となっております。今年はせっせ、せっせと肥料と水をやっていたせいか、幾分ボリュームのある百合の花が開花したように思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。その回復のステップは非常に興味深く感じております。

 

トラウマからの回復は、色々な側面で生きる上で自由になって行くのだな~って事を感じます。トラウマの問題は、生きる上で非常に多くの影響を及ぼすと言われています。

 

複雑性PTSDの問題はPTSDの症状や、対人関係の問題、感情の不安定さや自己肯定感にまで影響を及ぼします。幼少期からのトラウマは「生きる」上で多くの影響があるのだなって事を感じます。

 

トラウマの問題を抱えていますと、過度に緊張感が高くなってしまったり、その影響によって感覚麻痺の状態になってしまうという事はよくあります。それらの影響で対人関係の面で問題を抱えてしまうという事があるかも知れません。

 

人との一体感を感じられるには、ある程度の相手の感情に共感して行くという事が必要不可欠となって来ます。相手と同じ感覚に合わせながら、共感をしながらコミュニケーションをとって行く。

 

それが出来ることによって「何だか話をしていて楽しいな~!」とか、「一体感を感じられるな~」って感じられ、人との親密感や一体感を感じられる事ができるのです。

 

だけれどもトラウマの問題を抱えていますと、感覚がトラウマによって凍り付いてしまうため、これらの事が難しくなってしまうのですよね。

 

頭で考えて相手と合わせようと思っても、なかなかこれが難しくなってしまい、結果的に人の中にいて疎外感や孤独を感じてしまうということになってしまう。

 

これらの問題は幼少期からのトラウマの問題に起因する事が多いように思います。トラウマの問題から解放されると、自然と相手の感情に合わせながら人とのコミュニケーションを楽しむ事ができるようになっていかれます。

 

一体感と調和を感じながら、のびのびと人と繋がって行く事ができるようになるのです。

トラウマからの回復とコミュニケーション。非常に興味深いですね!

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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