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アダルトチルドレン

唯一無二の”私”の世界

アダルトチルドレン   2024/06/15 (土)  12:32 PM

庭の方では百合の蕾が出てきました。これからの開花が楽しみですね。ダリアもだいぶ大きくなって来て花を咲かせる感じです。今年は初めて植えたダリアがあり、どんな花を咲かせるのか楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれが向き合いながら回復のステップを良く歩まれていらっしゃるなと思います。

 

「自由に生きる」という時、色々な要因でそれを阻害する要因があるなって事を感じます。ご来室当初というのは、なかなかそちらの方向に向かいにくい要因があるなって事を感じます。

 

その影響の一つに親の意向に注目をする事によって、私らしい自由な展開が阻害されてしまっているという事があるように思います。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと「親が求めているものは何か?」「親が喜ぶことは何か?」って事に意識が向いてしまう中で、その基準で色々な職業選択やパートナー選びを行なっているという事もあるように思います。これを選んだら親は喜ぶ、もしくは何か言われるかもしれないなど。

 

その影響が「自由に生きる」という事を阻害してしまう場合があるように思います。それは親自身も上の世代から影響を受けて来ている中で、生きづらさを抱えて来ている可能性が高いからです。

 

そのような親自身が生きづらさを抱えながら、子供に対し影響を及ぼしている場合「自由に生きる」という観点からいうとちょっと遠くなってしまう事が考えられるからです。

 

また親と子の知的な能力差がある場合、実は親よりも優れている子供が存在し、その子供の選択を親がジャッジしたり「おかしな選択をしているのでは?」と正されてしまっても、問題を抱えて知的な能力差がある親の視点というのは、何処か的外れになっていたり、逆に問題を抱えてしまう選択肢を選んでしまいがちになってしまうように思います。

 

私自身も経験の中で実感する事があります。私が心理学の勉強をしたいと思って、父親に話をした時「そんなもの勉強をして何になる」と否定された事がありました。そんな話を父親にしたのが間違いだったと思うのですが、父親の価値基準では、私にとって大切な臨床心理の学問は「とるに足らないもの」と判断するわけです。父親の判断した通りに動かなくて良かったなと、今でも思います。

 

そんな親からの支配から解放されていきますと、”私”が心から求めている「何か」のために動いていく事ができるようになるのですよね。「親」「世間」「他者」とか色々な人の価値基準や判断がありますが、それはそれとして「私は何を求めている?」っていう「自分軸」で人生を選択して生きていくことができるようになるなるのです。

 

唯一無二の”私”の世界が創られていくのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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