アダルトチルドレン 2024/05/11 (土) 9:15 AM
今日はとても天気のいい横浜であります。カモミールは今年はこぼれ種で発芽しましたが、あちこちに点在して元気に花を咲かせました。植物の変化を眺めていますと、非常にたくましさを感じますね。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。一つ一つご自分を見つめ、そして手放し、そしてご自分を慈しみながら回復のステップを歩まれていらっしゃるなという風に感じます。自分にとって大切なご自分を認めていらっしゃるなという風に感じます。
幼少期のトラウマの問題を抱える時、そのトラウマに関連する様々な感情を抱えさせられることになります。それらはトラウマに関連する恐怖だったり怒りなどの感情だったりしますが、その中の一つに「ご自分に対する裁き」の感覚もまた抱えてしまっている事があるように思います。
自分自身が、自分を許していないという事。その中でご自分に対する自己嫌悪だったり、自己否定という状況があるのかも知れません。
戦場のトラウマを経て今を生きていらっしゃる。それこそが物凄い事であるのだけれど、そしてその中で充分戦い抜いて、その時、その時を的確に判断して乗り切って来られたからこそ、サバイブしている現実がある。だけれども、どこかでその当時のトラウマについて自分を責めてしまってる。
そんな時、ご自分にとって忌み嫌うトラウマの過去だけれども、それを手放して自由に生きるという事が難しくなってしまうのかも知れません。自由な未来を生きたいと望んでいても、ご自分を許してないことによって、トラウマの過去が色々な所で顔を出してしまう。
そして「そのままの自分でいいんだよ」っていう、大切な自分へ優しくしてあげる事が難しくなってしまうかも知れません。
「良くやってきた自分」って、トラウマの過去を認め、そしてその時の自分を認めてあげる。
そうすると次第にご自分の中にあった、苦しみもまた影を潜め、自由な世界が広がって行くのかも知れません。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
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