アダルトチルドレン 2024/01/31 (水) 1:18 PM
近頃はとても天気のいい横浜であります。幾分、暖かい感じがありますね。ヒヤシンスの花が2つあるのですが、ピンクのヒヤシンスもお花を咲かせています。いい香りがします。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。戦場のトラウマを越え、そして一つ一つ回復のステップを歩まれている姿は素晴らしいなと感じます。
色々な彼らのお話をお伺いさせて頂くにつれ、人の生きる底力をいうものを教えて頂くように感じます。どんな事があったって、生き抜いて来られた事に何とも言えない気持ちになります。
初回面接では幼少期の経緯、原家族の話についてお伺いさせて頂きます。「どのような環境でこれまで育って来られたか?」という事は、今現在抱えている問題と深くリンクする事があります。
そんな時、親の知性と子供の知性の差というモノを感じます。また知的な面で親の知的レベルと比較すると「子供の方が格段に高い」という事を実感致します。そして機能不全家族の中で育っているけれど、子供の方が社会適応レベルも親よりも優れ、色々な人間関係の中で愛される存在として生きてらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
それだけ「力がある子」として、幼少期から生き抜いて来られたのだなと実感致します。
その中で、それだけ知性や能力、社会性がある中で生きて来られると、親からの理不尽な形での嫉妬による虐待や攻撃、そして支配を受けてしまうという事が多くあるように思います。
・親よりも優れている。
・親よりも美しい。
・親よりも愛される存在。
・親よりも自由に生きている・・・。
このような本来ある力が、ご自分とは真逆の性質のある親からは嫉妬の対象として攻撃を受けるというジレンマがあります。
問題としてあげられるのは、親ー子の関係から、子供に嫉妬し怒りを抱えている親との心の繋がりがある事かもしれません。嫉妬や怒りや恨みを抱えた親との繋がりがある事によって、少なからず親の怒りを、子供側が請け負ってしまうという問題点があるかも知れません。
親の嫉妬による怒りを請け負ってしまう事で、自由に生きることが阻害されてしまうのです。
ある意味、能力の高い子供と格段に低い親の性質を2つの側面を、ご自分の自己として抱えた場合、自由に生きる面でバランスが取りづらくなってしまうように感じます。
ご自分の中にある、嫉妬されている親からの影響を整理して行く。そうして行くと、本来の"私"の感覚で自由にのびのびと生きる事が出来るようになるのですよね。
●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。
【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい。
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