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アダルトチルドレン

心の成長と自由

アダルトチルドレン   2024/01/13 (土)  12:11 PM

今日はとってもいい天気であります。日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

 

長くおつきあいさせて頂きますと、その方々の成長のプロセスを共有させて頂く感じがあります。ある意味、歴史を共有させて頂く楽しさがあります。

 

ご来室当初の頃、そしてそこからの回復と成長。そしてご自分を取り巻く環境が変わり、そして人間関係が変わり、新しい家族の誕生など。一人の人が成長して行かれる姿を拝見させて頂くのは、非常に楽しみであります。

 

非常に興味深いのですが、トラウマと心の年齢の有り様というのは連動しているなと感じることがあります。大人の年齢だけれども、だけれども子供の心を抱えていらっしゃる場合もあるかも知れません。

 

トラウマによって、年齢自体もそのトラウマの時の状態に凍りついてしまっているという事があるように感じます。これは非常に生きづらい要因の一つになるかも知れません。

 

幼少期のトラウマの問題。例えば、親から十分にケアを受けていない。守ってもらっていない。また環境的に様々な問題、親自身のアルコール問題、暴力の問題、両親の葛藤等。

 

また兄弟が様々な発達の問題を抱えてしまっている事によって、親がそちらに手が必要となってしまうために、十分に面倒を見てもらえていないという問題があるかも知れません。

 

そのような場合、安心感が得られていない為、見捨てられる恐怖が植え付けられてしまい、その恐怖が大人になっても拭えない状況になる事があります。

 

要するに子供の心を抱え、大人として生きなければならないのですから、年齢相応の選択が難しくなってしまう場合もあります。例えばそれらに起因する問題として依存症、対人関係、親から自立できない等の問題があるかも知れません。

 

興味深いのですが、幼少期のトラウマ治療と共に、これらの心の方も成長し、連動して年齢を積み重ねていくプロセスが回復のステージであるように思います。

 

女性でしたら特徴的なのが、選ぶ服装が女性らしくシフトして行く。それまで年齢よりも若い子供的な感じの雰囲気等から一人の女性としての雰囲気が出てくる。そして新しいパートナーが出来、ご結婚される等のステップです。

 

トラウマ治療と共に心も成長し、そしてそれに応じたライフステージの展開が見えてくるのですよね。その変化は非常に興味深感じます。

 

そんな皆様方の成長を楽しみにしているのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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