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カサンドラ症候群

”私”の人生を取り戻してくステップ

カサンドラ症候群   2023/10/29 (日)  1:23 PM

だいぶ涼しくなっていますね。庭に植えてあるそら豆は大体が出揃っていました。一列に「だ~!」って感じで可愛らしく並んでおります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。非常にそのステップは興味深いなと感じます。

 

心というのは目に見えないけれど、確かにそこにあるのだなという風に感じます。色々な問題を抱えていらっしゃる方々がご来室されます。その状況は様々であります。

 

その中でパートナーとのコミュニケーションや関係性という側面で 、ご相談をお承りさせて頂くことも良くあります。

 

「自由に生きる」という時、ご自分の中にある怒りをご自分の自由の為に手放していくという事が非常に重要なのだなと感じますね。

 

「理解されない」という怒りによって、ご自分の人生がそれらの感情によって汚染されてしまうという事があるからです。

 

人とのコミュニケーションでは、互いに「理解しあえる」関係性の中にいる時、お互いがストレスを抱えないで、それぞれが本来ある力を使って自由に生きられるのかも知れません。

 

だけれどもそれが阻害された時、その怒りは自分自身の首をしめてしまうという事が起こってくるのですよね。

 

こちらが5のボールを投げても、相手が1ぐらいしか返ってこない。もしくは0の場合、その相手に投げた5のボールは「怒り」となってしまって、それが蓄積をしてくるのですよね。

 

その理解されない積み重なっている怒りというものは、うつ状態を引き起こす事もありますし、怒りによって不眠の問題が浮上するという事も良くある事です。

カサンドラ症候群の問題ですね。

 

そんな時、「理解されない」という事は、自分にとって非常に大きな苦しみを感じているのだという事を認めて頂きながら、一つ一つご自分の自由の為に怒りを手放していく。

 

そうしていくうちに、ご自分の楽しい事、心地良いことに目が向いてこられるのですよね。それまで理解されない怒りの蓄積によって、苦しい事が常時に頭をもたげていた。

 

段々と「あ~楽しいな~!」って感じの事にフォーカスを当てる日常が広がっていくのです。

 

心が軽く、”私”を軸とした楽しい日常が広がっていくのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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