Home > スタッフブログ新着一覧 > ”良い手紙”を懐に入れて

アダルトチルドレン

”良い手紙”を懐に入れて

アダルトチルドレン   2023/08/20 (日)  9:28 AM

庭の方にはシソやバジルがあります。最初は小さいポットに入っていた苗でしたが、「ご~!」って大きくなっています。おおよそ50㎝ぐらいの大株となっています。植物の成長は楽しいですね。

 

日々、様々な方々の回復のステップを拝見しています。人の成長や回復を拝見するのは、興味深いですね。

 

そんな時、昔、昔、私が駆け出しの頃に師匠から教わったことを思い出しました。その頃、私は「カウンセリングって何だろう?」って感じで、本質的な事がまだ掴めない感じがありました。

 

「人がトラウマから回復するってどんな事?」「カウンセリングではどんな事が起こるの?」って思っていました。

 

師匠曰く、懐に「いい手紙」を入れておく事なんだって仰ったのでした。「ほ~!」って思いました。

 

懐に「いい手紙」を入れて接していると、次第にそんな手紙のシナリオの様に自由になって行くんだと仰っていたのでした。

 

私自身も学生時代から教育セラピーを受け続け、様々な問題を抱えていました。当時はボランティアで電話相談をしているレベルで、全く臨床については分からない状況でした。

 

色々な問題を抱えて、最初は「学校には通っているけれど、果たしてセラピストとして通用するのだろうか?」って思っていました。

 

そんな箸にも棒にも引っかからない私でしたが、「トラウマ治療の臨床家になりたい」と言う希望がありました。「横浜の地にそんな相談室が作れたらいいな~」って事を夢見ていました。

 

師匠は箸にも棒にも引っかからない私に対して、「そんな事出来ないよ」とは一切おっしゃらず、淡々とその時その時の私の課題に向き合って下さいました。

 

多分、師匠の懐には「いい手紙」が入っていたのかもしれないなと思うのです。

 

そんな時の事を振り返った時「いい手紙」を懐に入れる事を私自身もセラピストとして持てるようになったのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

コメントは受け付けていません。

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=6116

ページトップへ戻る