アダルトチルドレン 2023/08/20 (日) 9:28 AM
庭の方にはシソやバジルがあります。最初は小さいポットに入っていた苗でしたが、「ご~!」って大きくなっています。おおよそ50㎝ぐらいの大株となっています。植物の成長は楽しいですね。
日々、様々な方々の回復のステップを拝見しています。人の成長や回復を拝見するのは、興味深いですね。
そんな時、昔、昔、私が駆け出しの頃に師匠から教わったことを思い出しました。その頃、私は「カウンセリングって何だろう?」って感じで、本質的な事がまだ掴めない感じがありました。
「人がトラウマから回復するってどんな事?」「カウンセリングではどんな事が起こるの?」って思っていました。
師匠曰く、懐に「いい手紙」を入れておく事なんだって仰ったのでした。「ほ~!」って思いました。
懐に「いい手紙」を入れて接していると、次第にそんな手紙のシナリオの様に自由になって行くんだと仰っていたのでした。
私自身も学生時代から教育セラピーを受け続け、様々な問題を抱えていました。当時はボランティアで電話相談をしているレベルで、全く臨床については分からない状況でした。
色々な問題を抱えて、最初は「学校には通っているけれど、果たしてセラピストとして通用するのだろうか?」って思っていました。
そんな箸にも棒にも引っかからない私でしたが、「トラウマ治療の臨床家になりたい」と言う希望がありました。「横浜の地にそんな相談室が作れたらいいな~」って事を夢見ていました。
師匠は箸にも棒にも引っかからない私に対して、「そんな事出来ないよ」とは一切おっしゃらず、淡々とその時その時の私の課題に向き合って下さいました。
多分、師匠の懐には「いい手紙」が入っていたのかもしれないなと思うのです。
そんな時の事を振り返った時「いい手紙」を懐に入れる事を私自身もセラピストとして持てるようになったのでした。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
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