アダルトチルドレン 2023/08/19 (土) 3:09 PM
相談室のある桜木町駅では、いつも人が賑わっている感じです。「The 横浜」という風景が私は結構好きです。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ、色々なしがらみから解放されているステップは非常に興味深いなと感じます。
機能不全家族の中で幼少期を送り、そして大人になって行く場合、色々な形で影響を受ける場合があるように感じます。
「自分が幸せになっていい」という感覚もまた、幼少期のトラウマによって歪められてしまうという事があるように感じます。
機能不全家族の場合、上の世代(親)、そのまた上の世代(祖父母)も同様に問題を抱えて、その問題が下の世代に落とし込まれている事があります。
祖父母、両親の世代から、色々な形でトラウマの影響を受けている事は初回面接のお話の中で実感致します。
そんな時、親の世代の人が十分に大人として、親として成熟していない場合があるように感じます。親自身がネグレクトや虐待のトラウマの問題を抱えてしまっている。
そうすると、親の不十分さを子供が補ってケアをしてあげないといけない立場に追いやられてしまうという事があるかもしれません。親の親代わりをしてあげる。親と子の関係が逆転してしまっている。
ある意味、親よりも知的に優れている場合、そのパターンになってしまうという事があるかもしれません。親の「カウンセラー役」として存在する「役割」を抱えてしまう。
そうした時、ご自分の幸せや自由を求めて行く事が難しくなってしまうのかもしれません。「親よりも幸せになってはいけない」と思ってしまう。
そうすると幸せになる事の罪悪感を抱え、自分の人生よりも親を幸せにする事が人生の目的となるのかもしれません。
そんなしがらみから解放されていきますと、”私”の求める自由を追求して行く事が出来るようになるのですよね。
ご自分が楽しい事を求め、”私”のための人生を生きる事ができるのです。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい。
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