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HSP

本来の”私”の姿を映し出す”鏡”

HSP   2023/04/26 (水)  4:41 PM

近頃はじゃが芋やグリーンピースが勢いを増している感じです。お花達を圧倒するぐらいの勢いとなっています。「ちょっと植えすぎたかな~」って感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。皆様、非常に良くご自分に向き合い、頑張っていらっしゃるなと感じます。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、アダルトチルドレンの問題や、またHSPの問題も同時に抱えることが良くあります。

 

色々な環境の中で非常に敏感になってしまい、それによって心が振り回されたりすることがあるかもしれません。HSPの方々は非常に感受性の高い方が多いですね。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、「過覚醒」という状況が怒りやすくなってしまう場合がありますね。様々な環境にいる時、色々な刺激に敏感になってしまって、それで心が疲れてしまう。

 

また非常に興味深いのですが、周りの抱えている感情や葛藤を感受性の高さからキャッチしてしまうという事もあるかも知れません。

 

師匠は人は非言語的な部分でコミュニケーションをとっているという風に仰っておられます。よく「空気を読む」とか「察する」って事があるかも知れません。

 

私自身もこの仕事がら感受性は高い傾向があるかと思います。目の前に誰がいるかによって、自分の感覚が時に「穏やか〜」な感覚になったり、また「うお~!」って感じの怒涛の感覚が襲ってきたり、「ムムム!何だか落ち着かないぞ!」っていう感じになったりなど色々と経験をしてます。

 

感受性の高さによって周りの人の苦しみや葛藤をシェアしてしまって、「自分のストレス」っていう風に抱え込んでしまうことによって、「うっ!何だか調子が悪いぞ」って状態が作られてしまうという事があるかも知れません。

 

周りにいる人達を振り替えてみると、興味深いかも知れません。よ~く振り返ってみると、どうやら「イライラして怒っている人」が多い感じ。「愚痴をとにかく言っている人」が多い感じ。

 

そんな環境の中にいますと、「相手の怒りの発作」をシェアしてしまって、それが「自分の怒りやストレス」ってなってしまう事で「うお〜! 今日はストレス食だ~!」ってなってしまうという事もあったりするかも知れません。

 

夜にもらってしまったストレスを緩和するためにお酒を飲んでしまうと、更に睡眠の質が落ちてしまうという事もあるかも知れません。

 

カウンセリングでは現在抱えていらっしゃる問題が、どんなところから作られている?っていう事が浮き彫りになってきます。

 

「う~!何だか最近調子が悪いな~自分」って思っていたのが、実は感受性の高さがゆえに周りのストレスを請け負って、作られてしまっていたという事が見えてくるかも知れません。

 

心は目に見えないけれど、確かにそこにある「何か」がクリアになってきますね。

皆様方の本来の姿を美しく映し出す”鏡”としていられたならと思うのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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