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アダルトチルドレン

本来の”私”の姿で生きる自由

アダルトチルドレン   2023/04/19 (水)  11:52 AM

今日は横浜はとってもいい天気であります。植物達は元気にすくすくと成長している感じでありました。じゃが芋は「ゴ~!」って勢いよく成長している感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。非常にその姿は興味深く感じます。

 

アダルトチルドレンからの回復は、本来のご自分の姿に戻って行かれるステップのように感じます。「生きづらい」という事は、ある意味本来の自分の姿で生きられていないという不全感や悔しさなども抱えているという事が考えられるかも知れません。

 

「適材適所」という言葉がありますが、ご自分の力を活かすべく生きられる時、本来の力を発揮していると実感できるかも知れません。ご自分にとって心地良い環境にいながら、能力を発揮できる状態。

 

師匠が知的能力の差について仰っておられますが、「生きづらさ」というのは、その知的能力の差の部分と非常にリンクする部分があるなと、やはりケースの方々のお話を伺っていても実感致します。

 

親と子の能力差がかなりある場合(実際に伺っていると実感します)、子供の側は親から見捨てられない様にという形で、親と同じレベルの世界で生きるという事で適応してしまうという事が起こっているのかも知れないということです。

 

子供にとって親は絶対的な存在となります。ですのでどんな親であっても、その親から見捨てられてしまう事は生きていく上で脅威となってしまう。だからこそ、ご自分の高いレベルを親のレベルに下げて適応しようとする事になってしまうかも知れません。

 

そうしてしまうとジレンマとなってしまうのですよね。「本来ある能力の高さを生かして自由に生きる」という事が難しくなってしまう展開となってしまうのですよね。

 

色々な自由になって行くチャンスがある。だけれども親と同じレベルで生きるパターンがついてしまっている事で、本来ある力を使ってチャレンジしながら自由に生きるという事が難しくなってしまうのですよね。

 

ご自分の能力を下げる事で、親との繋がりを保持をして行く。だけれどもそこにはご自分が求めているモノは無いのですよね。自由を求めていながら、自分の力を一定のレベルで押さえ込んでしまう。

 

そんな事が見えて来るにつれて、次第にセラピストが内心実感している知的な高さを生かし生きるステップが見えて来るのですよね。

 

もうご自分を親と同じレベルに下げて、本来の自分を偽る必要がないという事。ご自分本来の姿で生きていいという事。

 

そんな事が心の底から感じられて、少しずつ私らしい自由な世界が見えて来るのですよね。

 

非常にその姿は美しいのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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