Home > スタッフブログ新着一覧 > ”私”をリスペクトして見えてくる世界

アダルトチルドレン

”私”をリスペクトして見えてくる世界

アダルトチルドレン   2023/03/22 (水)  4:20 PM

今日はとってもいい天気の横浜であります。こんな日にお花屋さんを横切ると、春のお花の特売がやっていて「お~!」って感じで一杯揃えてしまいました。

 

お花はとっても良いですね。心が軽やかになって来ます。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれの回復される姿は非常に興味深く感じます。それと共に「これからが楽しみですね~」って内心感じながらいます。

 

アダルトチルドレンからの回復の中で色々なポイントがあるなと感じております。その一つは「自分の感覚を大切にするという事」だと思っております。

 

「自分の感覚を大切にする」というのはどういう事かというと、「自分の不快感を大切にしていく事」だと感じております。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、色々な環境や人間関係の中で不安と緊張感がベースととなってしまう事が良くあるなと感じております。

 

幼少期の見捨てられる恐怖というものがトラウマとなっている場合、それは大人のご自分の心の中でも残ってしまい、それが故に対人緊張や不安が常に拭えないという状況が起こってきます。

 

ある場合ですとトラウマの再演という形でご自分を傷つける関係をやめられないという事も起こって来ます。

 

師匠の大嶋先生のご提唱している FAP療法を用いてトラウマ治療を進めていくにつれて、トラウマから派生する緊張感が段々と緩和してくるのですよね。常に抱えていた不安や緊張感が軽減されていく。それと同時に、自分の喜怒哀楽の感覚が少しずつ浮き彫りになって来ます。

 

それまであまり感じず、スルーできていた事が「え?!」って感じで心にザワッと引っかかってくる。そんな事は回復のステップの中でよく起こってくる事ですね。

 

そんな時、立ち止まって「どうして自分は不快を感じているの?」って振り替えてみて頂くと良いかも知れません。ご自分の不快感は、ご自分に何か大切な事を教えてくれているかも知れません。

 

そして「この不快感を感じた時、この人間関係をどうして行ったらご自分は楽になる?」って事を、ご自分のお気持ちをリスペクトして頂いた上で振り返って頂くと良いかも知れません。

 

そしてご自分が楽なポジションで行動してみる。

そして行動してみてご自分はどんな感情を感じられたか?

 

そんな事をエクササイズのようにやって頂くと、段々と”私”を軸とした自分軸が育てこられますね。「あ~自分ってこんな風に感じていたのね」って、ある意味「私は私で良いのです」っていう、大切な自分軸が育って来られるのです。

 

そうしていくうちに、ご自分にとって必要な人間関係と必要ではない人間関係や距離感が自然と見えてくるかも知れません。

 

”私”をリスペクトして見えてくる世界は、非常に心地よい世界なのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

コメントは受け付けていません。

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=5678

ページトップへ戻る