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アダルトチルドレン

”本来の姿”に戻っていく旅

アダルトチルドレン   2023/01/15 (日)  3:31 PM

オフィスの部屋にちょうどヒヤシンスが咲いているので、お花の香りします。

「ほ~♪」って感じです。あっという間に満開のヒヤシンスであります。いい香りです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「本来の姿」に戻っていくステップをいうのは、心が踊る感じがあります。非常に興味深いです。

 

その方の本質が見えてくる瞬間が私は好きです。

 

ご自分は周りの人の目を気にして、ビビリなんですって仰る方の本質は、「いやいや~!とんでもないです! 非常に周りをビビらせる程の強さをお持ちでいらっしゃいますよね!」っていう感じだったりします。

 

また常に常に道化的な方の本質は、「深く、深く物事を洞察し、分析しそこから見えてくる世界を生きている知的に洗練された姿」だったりします。

 

そして自分は弱くて自信がなくてって仰る、その方の本質は「結構、ご自分をお持ちでいらっしゃって、アメリカンな感じの自分軸をお持ちでいらっしゃる!」という場合もあったりします。

 

「いや~!いいですね~!本来の○○さん!」って、それぞれの「本来の姿」を拝見する時に私は思うのです。

 

アダルトチルドレンの回復は、本来の”私”の姿に出会っていくと言うことかもしれません。

 

ご自分の本質を偽って生きてしまう。「自分は能力がない人間です」ってごとく道化を演じているその背景を探ってみると興味深いです。

 

ある意味「そうじゃないと原家族で適応できない」っていうのがあるのかも知れません。

 

ご自分が鋭く物事を見据え、そして親よりも優秀で兄弟よりも優秀な場合、周りからそれを潰しにかかられる場合もあるからです。親よりも知的に洗練され、そして兄や姉よりも優秀である場合、嫉妬の対象となって攻撃されてしまう。

 

だったら能力の低い親を助けて、喜ばせる道化師としての役割の方が愛され、原家族の中では適応的だったりするのです。

 

だけれどもそのしわ寄せの部分は、色々な側面で受けてしまう場合があるのかもしれません。

 

それは自分の本質で生きていない場合、本当の意味での自信というものが育たないということかも知れません。

 

自分はこれだけの力があるって信じ、色々な事に挑戦していく過程で自分の力を試し、そして自信が育っていく。

 

だけれども道化の役割で、親を喜ばせる役割を演じている場合、根底には見捨てられる恐怖が残ってしまいますので、そうすると不安がベースで人生の展開が広がってしまうのですよね。

 

周りの人のニーズをベースに人生が展開し、自分の本当の力を試しながら自分が主人公で生きるということが難しくなってしまう。

 

そんな親からの影響から解放されていくと、その奥に光る「美しい何か」が見えてくるのですよね。

 

「これが本来の美しい姿か~!」ってその時思うのです。

 

それぞれがそれぞれある、本来の姿を拝見させて頂くのが楽しみなのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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