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アダルトチルドレン

”私”らしい花を咲かせる

アダルトチルドレン   2023/01/14 (土)  12:22 PM

相談室のオフィスのヒヤシンスが開花し始めました。「どんな色かな?」って思っていたのですが、薄いピンクのヒヤシンスでした。非常に癒されます。

 

シクラメンも元気に咲いていますが、結構シクラメンは水が好きなようでセッセセッセと水をあげつつ観賞しております。お花は良いですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

 

戦場のトラウマを越え、自由に生きたいと強く願う人達の力は凄いものがあるなと実感いたします。強く強く「自由になりたい」と願っていらっしゃる。

 

幼少期のトラウマの影響というのは、多岐に渡るなと実感しています。色々な方面で楔を打つ感じがあると思います。

 

対人関係の問題、自分自身への嫌悪感、感情の不安定さなど色々な面がございます。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えてしまうと、自分を虐待した親の側面を取り込んでしまうという事もあります。

 

親の発作的な暴力や怒りなどの、ご自分が傷つけられて、そんな親の側面を反面教師として嫌悪する側面もまた、幼少期の虐待のトラウマを抱えてしまう事で、親の激しい怒りを自分に取り込んでしまい、その怒りによって日常生活の感情がアップダウンが激しくなってしまう事があるのです。

 

そして「自由に生きたい」と思っても、それらの感情によってご自分が求めている方向とは違う、破壊の方向にどうしても引っ張られてしまうということが起こってくるのです。

 

その親の激しい破壊の怒りの側面について、少しずつ記憶と感情を統合しながらトラウマ治療を進めて行くにつれて、次第にご自分の中にある強い怒りは消え去って行きます。

 

そして段々と「私」の感覚でもって目の前の物事や人間関係の中で生きて行く事ができるのです。

 

親の激しい怒りが遠のいて行くと、それまで見えなかった事が見え、そして分からなかった事がわかる。そして感じられなかった事が感じられて行くのです。

 

そして私が求める人生が整って行くのです。「私は将来こんな風に生きて生きたい」と願う。

 

そして「じゃあそのためにこんな事を取り組んでみようか~」っていう風に、一つ一つ私の人生を取り戻して行くのです。

 

トラウマを肥やしとして私らしい花を咲かせるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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