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アダルトチルドレン

人間関係と自由

アダルトチルドレン   2022/11/20 (日)  11:41 AM

だいぶ寒くなってきました。今年はビオラをいっぱい植えております。

 

それぞれがそれぞれの趣があって、癒されております。地に根を張って、元気に咲いております。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。そのそれぞれの無意識的な姿に「人の可能性って凄いな」と改めて実感しております。

 

ご自分に向き合い、そして認め、ご自身が楽な選択を選びながら自由なステップを歩まれている姿は非常に素晴らしいなと感じております。

 

回復されて行かれる方々の共通点があるなと感じました。それは人間関係の距離感とご自分の守り方が上手になって来られるという事だなと感じました。

 

アダルトチルドレンからの回復を考える時、その生きづらさというのは主に人間関係っていう部分が大きく影響を占めているかも知れません。

 

回復されて行かれますと、ご自分にとって害のある人間関係と、心地よい人間関係を的確に判別しながら、楽な人間関係を選びとっていけるようになるのですよね。

 

野生的な勘というと語弊があるかも知れませんが、直感的にご自分が楽なポジションで人間関係を楽しめる。そんな気がいたします。

 

幼少期の問題を抱えていますと、これが難しくなる場合があるかと思います。一つは人との境界線を引く事が出来にくくなるからです。

 

親・子関係の葛藤を抱えている場合、現在の人間関係の中で親を投影してしまうということがあったりします。

 

問題のある人間関係、色々な事で振り回されてしまっても、過剰に相手を助けないとという感じで苦しい人間関係に絡め取られてしまって、それによって生きる世界が葛藤に満ちてしまう状況に陥ってしまう。

 

常に相手の問題を引き受けてしまい、ご自分が苦しくて人生が楽しくない状況が作られてしまうのです。

 

回復してきますと、いい意味で自分中心の世界を生きて行くことができるようになり、自己犠牲の世界から解放されて行くのですよね。問題を引き受けるのではなく、相手にお返ししながら楽な人間関係の距離感を作って行くことができるのです。

 

楽な人間関係の中では無意識さんが宿りますから、もっと楽しく自由になって行くことができるのですよね。

 

そんな時思うのは、”私”の「快・不快」の感覚は非常に大切なのですよね。それを軸として、様々なシチュエーションで適度な境界線と距離感の人間関係を構築して行くことが出来ると、もっと自由な人生を生きて行くことが出来るのです。

 

人間関係と自由というのは、非常に密接な関係があるのですね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

 

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