アダルトチルドレン 2022/11/12 (土) 1:21 PM
近頃はとってもいい天気で、「ぼ~」っとしながら通勤の徒歩が心地良い感じです。天気が良いと本当に「楽だ~!」って感じになりますね。
日々、様々な方々の回復のステップを拝見しています。一つ一つ様々な感情を認め、そして感じ、手放して行く作業をされているように思います。
そして色々な執着や感情を手放して行くにつれて、その方の生きる世界が広がって行くように思います。非常に興味深いですね。私自身も振り返ると「そうだよな~」って事を実感します。
幼少期において機能不全家族の中で生きぬいてくる時、それは過酷な戦場を生き抜くのと同じぐらいの状況だったりします。
そして本来だったら信頼すべき対象である親からの裏切り、そして理不尽な扱いを受ける戦場の世界を生き抜いて来られているなと、ご来室される方々のお話を伺っていて実感します。
その中でネックは、愛着の対象である親からの理不尽な対応や裏切りを受けてしまうという事かも知れないと感じます。信頼すべき愛着の対象であるという事が、執着と激しい怒りを引き起こすのだと思います。
これらの執着や怒り等の感情は、それを抱えて持っている事で今ある世界がそれらの感情で汚染されてしまうという影響もあるように感じます。トラウマにまつわる執着や怒りなどは、親から受けたものだけれども、そのトラウマを受けた事によって、ご自身が逆にその親の属性を引き受け、大切な人生が破壊の方向に転じてしまうということもあるかもしません。
カウンセリングの展開では一つひとつ、それらの執着となっているトラウマにまつわる感情を扱い、過去の事と整理して行くのです。すると次第に世界に豊かな「何か」が見えてくるのですよ。
トラウマの緞帳が上がり、本来の生き生きした世界が広がって行くのです。
それは「生きる」という事の豊かさや喜びを感じられる世界なのです。
トラウマの過去を手放して行くと、広い自由な世界を生きていけるようになるのです。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい。
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