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HSP

”私”の世界を作って行く

HSP   2022/10/07 (金)  3:04 PM

「何だか随分と季節が変わって来ているな~!」って感じですね。季節の移り変わりは早いもです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。一歩、一歩着実に変化される感じがあります。

 

何となく「自由に生きる」って事を考えますと、「人との境界線」という事が頭に浮かびます。「人との境界線って何?」って感じでありますが、目に見えないけれど大切なものだなと感じます。

 

この仕事に就く様になって、より一層「人との境界線」という事を意識する様になった気がします。心というのは目に見えない、だけどそこにあるお互いやりとりをしている感覚や境界線っていうものがある様に感じます。

 

ご来室される方々はHSP傾向を抱えている場合がある様にも感じます。繊細さを抱えていらっしゃる。

 

この背景には、幼少期のトラウマの問題も付随している場合があります。幼少期における機能不全家族の中での葛藤を抱える家族の中で、安心感を育んで行く事が難しかった。またはトラウマの問題が起こっていた。

 

そうすると、様々な周りの出来事に対して敏感になったり、不安感が高くなったりする事があります。

 

本来はご自分の中で生きる力を持っているけれど、HSP傾向によって疲弊してしまって「自由に生きる」という事が阻害されてしまうのです。

 

かつ目に見えないけれど、自分の周りの人達が抱えているストレスや怒りもまた、請け負ってしまうという事が起こっている様にも実感します。

 

繊細さ、緊張が高いが故に、ご自分を取り巻く人間関係の苦しみを請け負って背負ってしまう。そんな事が起こってくる様に思います。

 

本来は力がある方が、その「力」が周りの人のために使われてしまうという状況が起こってくるのです。

 

能力があるけれど、周りのストレスを背負う事で自由に生きる事ができないというジレンマに陥るのかも知れません。

 

回復と共に、段々と目み見えない「心の境界線」を作って行く事ができる様になります。そしてそれまで明け渡していた、ご自分の感情や感覚を感じられる様になります。そして”私”を軸とした、周囲の人間関係や環境が改めてクリアに見えてくるのです。

 

「あ~!」って感じで、それまで眺めていた世界とか違った景色が見えてくる。そして”私”の力を着々と培って行きながら、自由になっていかれるのです。

 

「本来の力」を使いながら、”私”の世界を構築して行く事が出来るのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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