Home > スタッフブログ新着一覧 > 偽りの「役割」を降りて生きる

アダルトチルドレン

偽りの「役割」を降りて生きる

アダルトチルドレン   2022/10/02 (日)  1:30 PM

横浜はいい感じの秋晴れであります。天気がいいと通勤も心地よい感じですね。

 

庭の方を朝方散策をしていましたら、グリーンピースが発芽をしていました。土筆の様なグリーンピースの発芽であります。これからの成長が楽しみですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。アダルトチルドレンからの回復というのは、非常に興味深いなと感じます。

 

機能不全家族の中で育って来ると、ご自分の「本来の姿」とは違った、様々な「役割」を背負わされるということがあるように思います。

 

いつもドジをしている「ダメキャラの自分」とかって、色々な「役割」によるキャラクターによって「生きづらさ」を抱えているのかも知れないと思います。

 

その自分を貶める苦しい「役割」を、その本来とは違った偽りの「役割」を演じる事があるのかも知れません。

 

案外とその部分というのは、原家族の親との関係性の中で作られてしまっているように思います。

 

原家族で「ドジな子」、「何をやってもダメな子」っていう「役割」があって、それに対して親からダメ出しをされ、更に自分の偽りのキャラクター(役割)が強化されてしまう感じがあるのかも知れません。

 

だけれども、わかっているけれどその偽りの「役割」を手放せない要因として、師匠の大嶋先生は苦しみに嗜癖するという側面について仰っておられます。非常に興味深いですね。

 

親の子供に対するダメ出し。親が頭の中で、子供に対してダメ出しをする。「何をやっても駄目な子」って感じでダメ出しをする。

 

その感覚って「親-子」って感じで繋がっているので、その親が頭の中でダメ出しした感覚が子供に伝わって「駄目キャラの偽りの自分」でいる事が手放せなくなってしまっているのかも知れません。

 

そんな親からの暗示による影響によって苦しい「役割」が作られ、そしてそれを手放す事が難しくなってしまっているのかも知れません。

 

回復と共に段々と、分かっているけれどやめられない、苦しいアダルトチルドレンの「役割」から解放されていきます。そして「本来の姿」に戻っていきます。

 

「本来の私」は「こんな事に興味があったな~!」って事を楽しみながら、肩の力を抜きながら、心地よい世界を生きる”私”であったりするかも知れません。

 

エンドレスのアダルトチルドレンの「役割」を捨て、自由にのびのびと生きていかれるのです。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

コメントは受け付けていません。

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=5139

ページトップへ戻る