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アダルトチルドレン

本来の”私”と出会っていく

アダルトチルドレン   2022/09/29 (木)  12:48 PM

だいぶ横浜は秋の雰囲気が漂っている感じがありますね。通勤がてら歩いていますと、心地よい感じがありますね。

 

先日お休みの時にニンニクをまた植えつけました。また色々な隙間の場所にニンニクを植えてみました。今年は約50個ぐらいとなります。「ちょっと作り過ぎ?」って感じもありますが、思わず植えてしまいました。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見させて頂いております。なんとなく私のイメージですが、皆様方の走りを一緒に伴走させて頂いているような感じであります。回復と共に、色々な発見や新しい景色が変わって来る展開。

 

そして様々な人間関係がシフトしていくる展開は、非常に興味深く感じます。アダルトチルドレンからの回復というのは、新しい”私”の発見がある面白さがあるようにも実感します。

 

ある意味アダルトチルドレンは、あてがわれた「役割」を演じさせられるような生き方を強いられるような感じがあるかもしれません。それらが大人になって「生きづらさ」としてなってしまう。

 

そんな風に思います。

アダルトチルドレンからの回復は、その「役割」から降りていく。そしてその「役割」から降りていく中で、「本来の”私”」の発見という部分が見えて来るのかもしれません。

 

例えば周りの苦しみを背負いこみ、そしてダメキャラとして生きる「役割」としてスケープゴートがあるかもしれません。

 

「役割」として根強いコンプレックスだったり、自分の能力への自信のなさなどを深く抱えてしまうことがあるかもしれません。

 

だけれども回復の展開の中で「本来の”私”」の色々な発見が見えて来るのですよね。

 

その「役割」から降りてみると、「結構自分って出来るかも~!」とか、周りが理解できることが自分出来ないって思っていたけれど、一つ一つ積み重ねていくとクリアできたという経験などが積み重なって来ると、アダルトチルドレンとしての「役割」のスケープゴートから外れていく展開となっていくのですよね。

 

機能不全家族の中で育ち、そして両親からの虐待の対象として、両親の生きる不全感をカバーするために、子供である自分がスケープゴートである必要があったということ。

 

そんな機能不全家族でのスケープゴートの「役割」を背負わされていると、様々なトラウマを抱えて生きづらくなるのは当然かも知れません。

 

そしてそこから回復にするにつれて「役割」とは違った、「本来の姿」に戻っていくのですよね。

 

「本来の”私”」の姿に戻っていく。そんな新しい世界が見えて来るのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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