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アダルトチルドレン

戦場のトラウマを越えて

アダルトチルドレン   2022/06/25 (土)  7:12 PM

だいぶ横浜はカラッとした天気となっています。これから夏野菜が最盛期となってくる感じですね。ミニトマトはとっても甘みがある感じでありました。これからが楽しみであります。

 

臨床心理の学生時代から「家族をメインとしたセラピストになりたい!」と思って突っ走ってきました。

 

アルコール依存症専門病院、アダルトチルドレン専門の相談室を経て、横浜で家族問題、トラウマ治療を専門とした相談室を開業致しました。これまで様々な方々の回復される姿を拝見して来ました。

 

回復されるお姿に「美しいな~!」と実感致します。「私が私である事」に誇りに感じ、自信を携えて歩かれる姿を拝見すると、何とも言えない気持ちになります。

 

そして相談室を通じ多くの方々との繋がりがある事を、非常に嬉しく感じます。有難うございます。

 

皆様の「自由になりたい」という強いお気持ちに、私自身も力を頂いているなと実感致します。

 

アダルトチルドレン特有の様々な問題は”家族”を背景として作られています。幼少期における機能不全家族の中で生き、そして問題を背負い「生きづらさ」となってしまっているのです。

 

問題を抱えている時「自分の問題?」とか「自分は人と比べて欠けている」と信じ、自己嫌悪に陥ってしまう場合もあるかも知れません。しかしこの仕事を長く務めて来て感じることは、家族の影響によって「本来の姿」を歪められてしまっているだけだなって事を思うのです。

 

何となく実感するのは、その抱えている問題や「生きづらさ」は、「本来の力」や「才能」に対し親からの嫉妬による影響(虐待、ネグレクト等)によって自由に生きる力を奪われてしまっている場合もあるように思います。

 

子供の中にある「力」、「可能性」に対して親は嫉妬して攻撃をする。だから子供は「本来の力」を発揮してしまったら、その家ではやっていけないという恐怖を植え付けられ、次第に「本来の姿」が歪められてしまっているように感じます。

 

カウンセリングの中で「いかに原家族の中で力を奪われて本来の姿を歪められたか?」というお話が浮き彫りとなって来ます。そして戦場の中で戦って来られたストーリーも見えてきます。

 

トラウマ治療と共に、これから未来を生きるにあたって「力」となるものが残って行く。そして過去を手放して行くのです。

 

トラウマの過去を手放し、ご自分の中に「大切な何か」が残って行く。「本来の姿」でこれからの未来を生きて行かれる。

 

その姿は非常にパワフルなのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 

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