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アダルトチルドレン

”私”の可能性を広げていく

アダルトチルドレン   2022/05/06 (金)  6:45 PM

うちの庭にはニンニクも植わっています。この間「どのぐらい育っているかな?」って見てみたら、3㎝程のニンニクが出来ていました。

 

ニンニクは葉っぱが半分ぐらい萎れてきた時が収穫時の様です。まだまだ青々としているので、もう少し収穫まで時間がかかりそうです。

 

収穫したら「ニンニク三つ編み」を作るのが楽しみです。乾燥をさせるのに三つ編み状にすると良いのですね。野菜を育っていると楽しいですね。

 

ご来室される方々は様々なアダルトチルドレンの役割の中で生きていらっしゃる方が多い様に思います。

 

アダルトチルドレンにはスケープゴート(生贄)、イネイブラー(支え手)、ヒーロー(英雄)とか、様々な役割があります。それらは機能不全家族の中で生き延びて、適応するには必要がある役割だったかも知れません。

 

だけど本質の美しさとはかけ離れた姿という面も往往にしてあります。機能不全家族の場合、上の世代の人達(親)も生きることに対して不全感を抱えている場合が多くあります。

 

親自身、人生に対する納得いかない気持ち不安や劣等感を抱えている。子供はその不全感を抱えた親の嫉妬の対象となって、その本来ある姿を壊されてしまうことがあるかも知れません。

 

子供は様々な可能性が秘めているのですよね。「将来こんな風になったらいいかな?」とか、「こんな分野で仕事をするといいかも」など、学校の先生に褒められて嬉しそうにしている子供の姿。

 

そんな可能性や周りの大人から認められている子供の存在というのは、自分の人生を納得いっていない親の存在からすると、非常に語弊がありますが恨みの対象となる事があるかも知れません

 

自分よりも優れた、可能性のある子供の存在が憎い。そういった形で虐待を受けている場合もある様に感じます。

 

その世代間連鎖の影響によって、子供の存在は複雑性PTSDの問題を抱え、アダルトチルドレンとしての生き方を身につけながら、この機能不全家族の中で成人するまで適応せざるおえない場合もあるかも知れません。

 

だからその適応するために「本来の姿」を歪めてしまっているので、それは「偽りの姿(役割)」である事が多いのです。

 

だけど長年の生きる癖として、それが自分と思い込んでしまっている場合があるかも知れません。

 

カウンセリングでは一つ一つ「何が起こっていたか?」を確認していく作業して行きます。一つ一つ「認め」手放し、そして”私”が楽になっていくステップを歩んでいきます。

 

幼少期のトラウマのブラックホールに包まれた数々の戦場を生き延び、そして再び「本来の”私”」で生きていくストーリーを紡いでいくのです。

 

「本来の”私”」の姿は非常に美しいのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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