Home > スタッフブログ新着一覧 > 「認め」て手放し身軽に生きる

アダルトチルドレン

「認め」て手放し身軽に生きる

アダルトチルドレン   2022/04/07 (木)  5:34 PM

だいぶ暖かくなってきた感じがあります。リュックサックを背負って、のしのしと歩いて最寄りの駅まで歩いております。

 

天気が晴れていますと、幾分何だか気分が上がる感じがありますね。

 

先日、春菊をしげしげと眺めていましたら、蕾が出来ていました。春菊の花も楽しみな感じがあります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。良くご自分を見つめる作業をなさっているなと思います。

 

私自身も時々師匠の鏡の前で、自分の姿を映しながら「内省」という作業をしています。様々な自分が見えて来る感じがあります。

 

「何だかモヤモヤするな~」って思っていると、師匠の鏡に映し出すと「オッ!自分怒っていたんだ~」って事に気がつかされる。

 

カウンセラーという”鏡”の前に立って、ご自分の姿を映し出す事で、様々な事を「認め」そして手放していく事が出来るのだと思います。

 

アダルトチルドレンの問題を抱えていますと、愛着の対象である親の存在が、その真逆の憎悪の対象でもあることは良くあります。「愛・増」の相反する気持ちが同居するという状況になります。

 

時にこの「憎」の部分を「認めたくない」って思って、真っ白な親の像を作り上げて自分を否認してしまう場合もあるかもしれません。

 

カウンセリングでは「何が起こっていたか?」という部分を「認めていく」作業を進めていくのですよね。親との関係で「何が起こっていたか?」、それを「認めていく」。

 

すると段々と親の実像がクリアにとらえられて来るのですよね。そして「愛・増」の相反する感情から解放されていくのですね。

 

ご来室当初は原家族の、特に親に対する怒りと憎しみ、そして相反する気持ちに感情をかき乱されてしまっていた。ご自分の中でその感情の落とし所が見つからず、それによって落ち着かない状態になってしまっていた。

 

一つひとつ過去を「認め」、「内省」をしていくうちに、ある意味語弊がありますが親をクールでドライな感覚で捉える事ができるのですよね。

 

ある意味「あの人」っていう感覚でもって、親を客観的に捉えながら見据えることができる。

 

するとそれまで心が親によってかき乱され、振り回されていたのが、背後に潜んでいくのですよね。

 

そして目の前にある日常に、もっとご自分にとって心地よいもの、関心のあるもの、大切なものが全面に出て来る。

 

そしてその楽しいもので日常が回っていくようになるのですよね。するとあれ程までに囚われていた親の対象が背後になり、心が穏やかに軽くなっていかれるのですよね。

 

カウンセラーという”鏡”の前で、ご自分の姿を映し出していく。そしてご自分を「認め」、「内省」していく。

 

すると本当に必要なものが残り、そしてシンプルに生きていくことができるよになるのですよね。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=4250

ページトップへ戻る