Home > スタッフブログ新着一覧 > アダルトチルドレンの役割から解放

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンの役割から解放

アダルトチルドレン   2022/03/10 (木)  8:54 PM

セラピストとしてずっと走って来ました。

振り返りますと「いや~! ここまで走って来られるなんて~!」って実感します。

 

今も様々な方々との繋がりの中、力を頂いていると実感します。その繋がりでは信頼と安心感あるなと思います。

 

それによって「頑張るぞ~!」って力を発揮して行くことが出来るのだと思います。そして「どんな事も挑戦していこう~!」って力が湧いてくるのです。

 

一体感と調和で繋がっていける世界がある事は、私にとって「力」を与えてくれているなと実感します。有難うございます。

 

横浜で現在の相談室を立ち上げる前は、アダルトチルドレンやトラウマの問題に特化した相談室で勤務していました(経歴詳細は下記に掲載しております)。

多くのアダルトチルドレンの問題を抱えた方々とお会いして来ました。

 

その中で「あれ?」っていう発見があったりします。

非常に興味深いなって思います。

 

アダルトチルドレンのタイプは様々なタイプがあります。以下のようなタイプですね。

 

1・ヒーロー(英雄) 

2・スケープゴート(生贄) 

3・ロスト・ワン(いない子)

4・マスコット、クラン(道化師)

 5・イネイブラー(支え手)

 

その中で「スケープゴート(生贄)」という役割があります。この「スケープゴート」の役割を負っている方々は、逆にいうと家族の中で優秀な方々が多いように思います。しかしその能力に反比例するように「自信のなさ」を抱えてしまっている場合もあるように思います。

 

家族の中ではその他、兄弟もいるけれど、案外と優秀な子ほど親から愛されず問題児扱いをされてしまう様に思うのです。「どんなに優秀でも評価されない」、「他の兄弟と差をつけられる」、「自分ばかり親から標的にされてしまう」等。

 

この様なことは「スケープゴート」の役割を背負っている人達のストーリーの中で出てくるお話だったりします。親よりも優秀である場合、親よりも美しい場合等があるように思います。

 

他の兄弟は優秀でない・・・。だから親から愛される。

優秀な子程、嫉妬を受けてしまい愛されない。だから情緒的ネグレクトや虐待の問題を抱え、結果的にそれらによって「本来の力」を発揮し自由に生きることが難しくなってしまっている様に思うのです。

 

そんなカラクリがある様に思います。

 

実際にそんな「スケープゴート」の役割を負った人がトラウマの問題から解放されていくと、その眠っている「力」を発揮しステップアップしていくという事がございます。

 

日々、様々な方々の「本来の姿」に出会える。

それが非常に楽しみなのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=4130

ページトップへ戻る