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FAP療法

FAP療法で本来の”私”に出会っていく

FAP療法   2022/02/18 (金)  7:17 PM

昨日は公園にジョギングに行きました。帰りがてら猫ちゃんを発見しました。

猫ちゃんと目があって、猫ちゃんはこちらに寄ってきました。

 

「ゴロ~ン、ゴロ~ン♫」って感じでやっていました。人懐っこい猫ちゃんでありました。

 

日々、様々な方々がご来室されます。

一つひとつ目の前にある課題を超えて自由になり、バージョンアップされていかれます。お見事だなって思います。

 

トラウマ治療では師匠の大嶋先生がご提唱しているFAP療法を用い、ご提案させて頂いております。バンデアコーク先生の論文で、トラウマのメカニズムについて知るにつれて、益々「あ~FAP療法って非常に精巧に作られているのだな」って実感します。改めて凄いなって思いました。

 

人って、私自身もそうですが「頭で考えている事」と「本音で感じている事」は違っている場合があるかと思います。

 

人間は頭で考える機能があるので、様々な感情を「無かったこと」にする事も出来るように思います。

 

FAP療法は、その感情を優しく丁寧に扱っていける療法なのですよね。ひとつ一つ一つご自分が「何を感じていたか」、それをひとつ一つ一つ「確認」していく。そして「認めて」手放していく。そして過去の執着から解放されて自由になっていくのです。

 

だからこそ、その方の「本来の美しい姿」が浮き彫りになってくるのですよね。それはFAP療法によって的確に感情を整理されていくから。

 

前に所属していた相談室の精神科医の先生は「患者さんは嘘をつく」ということをおっしゃっていました。それを聞いた時「え~!」って驚いたことがありましたが、人の感情って認めたく無い何かがあったり、自分の感情を感じられない場合、このような感じになるのかもしれません。

 

そしてそのダミーの感情にセラピストが乗ってしまった場合、本質じゃ無いところを延々と掘り下げてしまう場合も出てくるのですよね。いわゆるダミーの部分だけ取り扱って、そして「感情の酔い」のループに入ってしまう。

 

感情の吐露はできるけれど、それが本質の問題とは違っているため、感情を吐き出す「酔い」という、回復とは真逆の展開となってしまう場合もあるかもしれません。

 

ですのでセラピストは的確に、ケースの感情をひとつひとつ共感しながら対応していく必要があるのです。だけれどもセラピスト自身の認めたく無いという「否認」の問題があった場合、本当の意味でクライアントさんの痛みに共感する事が難しい場合も実はあるように思います。

 

そんな時にFAP療法を用いてトラウマ治療を進めていくことは、非常に有効だなって思います。

 

本当の意味の本質の問題にアクセスしながら、安全な形でそれらの感情を認め、手放していける非常に優秀な治療法なのですよね。

 

トラウマを手放し、過去に終止符を打っていける。

ご自分の大切な過去の一部として整理され、そして”私”らしい人生のために生きていける。

 

そんな彼らの姿を拝見させて頂くのが楽しみなのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 

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