Home > スタッフブログ新着一覧 > ”私”の本質で生きていく自由

FAP療法

”私”の本質で生きていく自由

FAP療法,  アダルトチルドレン,  カウンセリング,  トラウマ治療,  横浜,  複雑性PTSD   2022/01/14 (金)  8:09 PM

近頃は毎日天気が良くて心地良い感じです。

オフィスの近くにある日本丸さんは、朝は青空とのコントラストが美しく、夜になると水辺にキラキラと輝く感じが「お~!」って思います。

 

時々、バンデアコーク先生の動画を観ています。先生の一ファンとしてお昼ご飯を食べながら「バンデアコーク先生だ~♫」って感じで先生のお話を聴いています。

 

先生曰く、トラウマ治療は直面化ではなく統合が大切だよって仰っていました。「なるほど~」って思いました。

 

そしてトラウマの状態を抱えていますと感覚麻痺状態になって生き生きとした感情を感じられなくなってしまうという事でありました。

非常に興味深いです。

 

何となく人の心を扱う仕事をさせて頂いて感じるのは、人の心は意識で分かっている部分と無意識で感じている部分の差があるということを感じています。

精神分析のフロイトとかユングも仰っておられますね。

 

ですので時に考えている事は実はダミーだったりして、本質は無意識で感じている事だったりするのかも知れません。意識(頭)では、どこか認めたくないな〜って部分があって、そうすると無意識で本当に感じている部分と差が出てくるのですよね。

 

普段、何気無く生活をしている中で実は怒りを抱えているなど。

 

意識と無意識の部分に差がありますと、様々な場面で問題が生じてくることがありますね。トラウマの問題なんかは顕著な例かもしれません。

 

不可解なフラッシュバックが起きたり、人間関係でトラウマの再演を知らず知らずに繰り返していたりなど。そんなことがあったりします。

 

トラウマ治療の問題でやっかいなのは、その性質ゆえに否認をしてしまいたくなる問題や記憶の問題(健忘:トラウマの記憶が消し去られてしまう)かも知れません。記憶のブラックホールの中に紛れて、事実が掴みきれなくなってしまう。

 

何かしらの症状や問題を抱えているのに、原因がわからないという事が起こってくるのですよね。

 

だけれどもその点、FAP 療法は優秀だな~!って感じますね。

FAP療法は自分でやっていて思うのですが(セルフFAP)、「あ~自分ってこんな感情を感じているのだ~!ギョ!」って感じで掴みとっていける。時に「うっ!相当自分怒っていた?」って気がつく事がある。

 

まさに意識と無意識が解離していた状態かも知れません。

 

そうやって解離している記憶(経験)と感情を統合していけるのが、FAP 療法の優秀な点なのだなって思うのです。バンデアコーク先生が「トラウマ治療で必要なのは「統合」だよ」って仰っておられましたが、まさにそれをFAP療法は簡単に出来てしまうのだなって思うのでした。

 

トラウマ治療の経過と共に、経験と感じている部分の誤差が少なくなって来るのですよね。

 

不快な事があったら「ムカ~?!」ってタイムリーに表情と気で相手に伝えられる。そして楽しい時には「楽しい~!」って感じられる。

 

そして今この時を無意識さん状態で生きてけるようになるのですよね。

 

「FAP療法とトラウマ治療は非常に興味深いな~!」って思うのでした。

 

●カウンセリングをご希望の方は、こちらからご予約頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

 資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

 経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=3741

ページトップへ戻る