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アダルトチルドレン

”私”の世界を創っていくステップ

アダルトチルドレン   2021/12/10 (金)  1:31 PM

庭の方ではそろそろカリフラワーが出来ている感じがあります。オレンジ色と紫色の2種類のカリフラワーであります。出来るのが楽しみであります。

 

幼少期のトラウマの問題から解放される姿というのは、非常に興味深い感じがあります。何となく思うのが、幼少期のトラウマの問題によって、生き方の癖がついてしまっている場合があります。

 

対人関係、自己肯定感、世界に対する見方等、トラウマの問題は様々な領域で影響を及ぼすと言われています。

 

ですのでそこからの回復というのは、それまでの生き方とはまた違った、新しい生き方にシフトして行くように思うのです。これまでトラウマを背負っている事で、それらの問題をこなして生きるのが人生の目的となっている場合もあるかもしれません。

 

だからそこから解放された世界というのは、新たな世界を眺めるような感じかも知れません。

 

ご来室されるクライアントの方々も、一つひとつ着実に「本来の”私”の姿」で生きるステップを歩まれています。

 

私らしく生きる力を着々とつけてこられる姿は「非常に逞しいな~!」って実感します。ちょっとピリ辛な、いい感じのしなやかさと身のこなし「お見事だな~!」って感じます。

 

トラウマの問題を背負っている事で、非常に人間関係や様々な出来事がノイズが入ってしまって、問題に振り回されてしまう場合があります。

 

それはある方にとっては怒りの問題で家族の葛藤が絶えない。

また人に対する不信感が拭えず、人との信頼関係を築けない。

それによって常に四面楚歌状態で孤独に戦っている。

 

色々な問題に派生していきます。

 

上の世代からの影響を受けた家族が、その中で家族として生活をする場合、そこには家族間の中で「不振」、「葛藤」、「不安」、「怒り」、「孤独」などが広がっている場合があるように感じます。

 

それぞれが上の世代から影響を受けた問題が、日常生活の家族関係の中で、様々な問題が大きく葛藤を生み出したり、信頼を損なう結果を生み出したりということがあるのです。

 

家族の中が常に葛藤状態となってしまうのです。

その背景には、家族メンバーそれぞれが背負ってきた過去のトラウマの歴史が影響しているのです。そしてトラウマによって、更なる孤独や傷つきが出来てしまう事もあるかも知れません。

 

家族メンバーそれぞれが、背負ってきたトラウマの問題から解放されて行くと、次第に家の中は凪な状態となって行くのです。

 

ある意味語弊がありますが、憑き物が取れたような感じになり日常生活を淡々と穏やかに過ごす時間が流れるのです。そしてそこから新たな「何か」が作られて行くのです。

 

かつての原家族では、互いに互いを傷つけあって孤独と怒りと恐怖が漂う家族だった。

 

ご自分が作って行く新たな家族は、また違ったお互いが支え合うパートナーとなるべく、地に根が張って行く「家族」となるのです。

 

トラウマによる破壊の連鎖から解放されて、大切な「何か」を育んで行く土壌が出来上がってくるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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