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アダルトチルドレン

”私”が人生の主人公で生きる

アダルトチルドレン   2021/12/09 (木)  10:03 PM

このカウンセリングの世界に足を踏み入れて長い時間が経ちます。「時が過ぎるのはあっという間だな~」って感じますね。

 

臨床心理の学校時代から師匠にお世話になっております。色々な時期の回復と成長過程を師匠にサポートして頂いております。師匠という”鏡”を前に、色々な姿を「認める」っていう事をし続けている感じがあります。

 

アルコール依存症の病院で勤務している時、院長から回復の3つのステップについて伺ったことがあります。それは「認めて・信じて・おまかせ」っていうモノです。

 

「ほ~」って思った事がありました。アルコールのおじさん達は、この3つのステップに沿って回復の道を歩んでいるのです。

 

だけれども振り替えてみると、私もこのステップを踏んでいるのかも知れないなって思います。この「内省、認めます」っていう作業をしているうちに、当初はアフロヘアの私だったのが、ちょっとずつ選定され物事をシンプルに考えられるようになった気がします。

 

私の中でこの「認める」っていう事って、非常に楽だな~って感じがします。

何故ならば「自分を偽る必要がない」からです。

そしてまた背伸びをする必要もないからです。

 

何となく思うのは「認めたもん勝ち」っていう部分もあるように思います。

私の中にある色々な「認めたくない何か」っていう物があったりしますが、それを「認める」って事をして行くにつれて「そのままの私でOK」って思える様になったのかも知れません。

 

「○○が不安な私」についてお伝えすると、それを師匠は「ハハハ~!」って感じで対応される。そうすると「まあいいか~!」って感じになるのですよね。

 

色々な要素のある自分っていうものを受け入れられる時、非常に楽な感覚になる感じがします。

 

私の中にある様々な自分を「認める」って事が難しくなってしまう場合、自分以外の誰かを演じるようになってしまうかもしれません。

 

その背景には「そのままの自分は許されない」という、裁きの感覚を背負ってしまっているかもしれません。本来人間ですから、様々な要素を含んだ存在なのだけれど、それが許されない世界を生きるということになってしまうのかもしれません。

 

そうすると「本来の”私”」と現実離れした「理想の”私”」が乖離してしまって、非常に私のバランスを取りにくくなってしまう結果となるかもしれません。

 

「本来はそのままでOK」で、人間らしいそのままの姿が無意識さんにつながる自由な姿なのだけれど、”私”を認められない事で「完璧じゃないと許されない」と自分を追い込んでしまうのですね。

 

本来の私は無敵なのだけれど、意識の世界の中で「完璧であるべき」となってしまうかも知れません。

 

カウンセリングの中で、色々な”私”を認めて行く。

すると”私”を主軸とした「”私”が人生の主人公」となるべく歩いていけるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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