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アダルトチルドレン

本来の”私”の姿は別のところにある

アダルトチルドレン   2021/09/17 (金)  3:25 PM

日々、様々なクライアントさんがご来室されます。その回復されるお姿に非常に驚かされる感じがあります。

 

ご来室当初は対人関係、不安感などの様々な問題を抱えておられる。そして「このまま変わらないのではないか?」と、なかば絶望的な気持ちになっておられる事もよくあります。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、”私”が自由になっていく展開と逆行してしまう事は良くあります。たとえば「ネグレクトのトラウマ」を抱えていますと、”私”にとって大切な事が「見捨てられない事」となってしまいます。

 

様々な日常生活の場面、例えば職場や家族関係の中で「見捨てられない事」が大前提となってしまう。

 

そうしますと”私”にとって害のある人間関係の中でも「見捨てられないように」と、苦しい関係でも継続してしまうのです。相手がどんなに問題があっても相手の気持ちが優先になってしまい、”私”がその人との関係の中でどんなに苦しいかという事が二の次になってしまうのです。

 

”私”の不快感よりも「相手からどう見られているか?」って事が重要事項となってしまうのです。

 

「ネグレクトのトラウマ」の問題から解放されていきますと、クリアに相手の実態が見えてくるのです。”私”にとって害があり距離をおくべき人間だという事が、実感を持って感じられてくる。

 

そして”私”にとって楽な選択肢を選ぶことができるのです。するとそれまで苦しい人間関係の中で”私”の「力」が消耗していたのが、だんだんと”私”の自由のために「本来の力」を発揮していくことができるようになるのです。

 

それまでどうあがいても努力をしても出来なかった事が自然と出来るようになる。そして次第に「本来の力」を発揮していくようになるのです。

 

そんな自由になっていく姿を拝見する時、人の可能性のすごさを実感するのでした。

 

ご来室される方々の自由になっていく姿を拝見させて頂く。ワクワクドキドキさせられるのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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