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HSP

”自分軸”で自由に生きる

HSP   2022/06/11 (土)  2:30 PM

庭の方は衣替えシーズンとなります。朝顔をようやく定植しまして、苗コーナーではヒマワリが控えています。ヒマワリの苗が大きくなったら、定植をしようと思います。

 

私は時々、ガーデニング計画の構想を妄想している時があり、「ヒマワリの次は?」って思ったら「コスモスがいいかな?」って思いました。そして「コスモスが終わったら菜花が良いかも~!」って感じに考えております。

 

菜花は一面に植えましたら食用にも使えるし、お花も綺麗だから一石二鳥だなって感じで考えおります。コスモスは初めてですが、種から作るのも楽しいかも知れません。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。その中でHSP的な特徴をお持ちでいらっしゃる方々も多いように感じます。私自身もどちらかというとHSP的な性質があるなと感じております。

 

HSPとはアメリカのユング派の心理療法家エレイン N・アーロン(Elaine N.Aron)が、感受性や共感性が敏感で、対人関係にやすらぎを覚えることができず、自己評価も低くいつも疲弊している人を、 HSP(highly sensitive Person)/HSC(highly sensitive Child)と呼び、心理学的な概念として提唱しています。

 

何となく私自身実感するのは、HSPの方々は非常に感覚や感性が鋭い方が多いように感じます。セラピスト顔負けの非常に研ぎ澄まされた感性をお持ちでいらっしゃる。

 

ただご自分を取り巻く人間関係の中で、周りの苦しみを感受性の高さで拾ってしまう事があるかも知れません。相手の言葉では出さない非言語的な苦しいをシェアしてしまい、苦しくなってしまう。

 

また感受性の高さから問題を抱えて発作している人に繋がってしまい、発作させられて感情が揺さぶられてしまう。非常に人間関係がストレスフルになってしまうかも知れません。

 

そして相手の気持ちが鋭くわかってしまうので、相手の問題に振り回されてしまうというジレンマがあるように感じます。

 

師匠の大嶋先生が仰っておられましたが、人は非言語的にコミュニケーションをしているというのです。ミラーニューロンで脳の非言語的なやり取りで、相手とシェアしながらコミュニケーションをしている。

 

だからある意味、苦しい人間関係の中にいた場合、それは周りの苦しみを請け負ってしまい、自由に生きることが難しくなってしまうかもしれません。

 

また幼少期のトラウマの問題、情緒的ネグレクトや虐待の問題を抱えている場合、根底にある恐怖によって、自分の気持ちよりも「他人の気持ち」にシフトしてしまうパターンが作られるようになります。「自分軸」よりも「他人軸」になってしまう。

 

ご自分のHSP的な要素を認めながら、幼少期のトラウマの問題から解放されて行きますと、「自分軸」で生きる感じにシフトチェンジして来られます。次第に楽な人間関係が展開して行くようになります。

 

ご自分を巻き込む環境や人間関係に対して的確に距離を取りながら、ご自分が楽な関係の中でご自分がなさりたい事に取り組んでいけるようになります。

 

「楽チン」な環境の中で、のびのびと自由になっていかれるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 

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